KANBOUKAI | びっくりビクセンBlog

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八代目によるビクセンの褻(ケ)

「KANBOUKAI」


「カンボウカイ」


「かんぼうかい」


さて、何のことでしょう?


漢字で書くと


「観望会」です。


このブログを読んでいただけている方の


大半の方にはおなじみの


「星空観望会」、「天体観望会」


の事です。


しかし、天体関係者には、


「観望会」で何の疑問もなく


通じます。「星空~」とか「「天体~」


とかをつける必要はありません。


国立天文台でも


定例観望会 というのがあります。



国立天文台であれば、


「観望会」といえば、星を見るに決まっています。


ですが、我々が唐突に


「昨日、観望会があって…」などと


社外の人と話しても


「…何ですか?」


となります。



そうです。「観望会」とは、


まだまだ、一般的な名称ではないのです。


「かんぼうかい」と聞いて


「星を見る」と想像してくれる人は


実は少ないようです。


先日、とある会議でその事に気づかされました。


「何ですかそれは?」と聞かれたのです。


確かに、「星をみんなで見る集まり」=「観望会」という


レトリックは、天文関係者だけのものだったかも


しれません。



ビクセンでは、「天文普及」という言葉を


使います。天文をもっと一般的にしたい、


天文に興味を持つ人を増やしたい、


という気持ちと行動を表す言葉です。



天文普及とは、


「観望会」という


自分たちでも気がつかない専門用語を


別の一般的な用語に


変えていくことなのかもしれません。



何か良い言葉はありませんかね?