硝子のハンマー | 闇鍋ハロウィーン

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漫画、小説(主にミステリー)等、好きなものについてだらだらと。
「あぁ、分かる~」とか「へぇ」と思って読んで頂ければ。
腐思考(嗜好?)なので、ご注意ください(^ω^;)

月9で『鍵のかかった部屋』 を見て、原作も読んでみたくなりなり、さっそく読んでみましたチョキ

結構厚かったので、少々、「うっあせる」と思いつつも読んでみれば、案外読み進みやすかったですニコニコ


六本木センタービルで介護ビジネス会社の社長が死んでいるのが見つかり、殺人の可能性もあるが、侵入の形跡がない。

弁護士・青砥純子は先輩弁護士の紹介で、防犯ショップを訪れ、店長の榎本径に事件調査への協力を依頼する。


TVドラマの大野君演じる榎本とはだいぶ違いますね~あせる

私はTVから入ったので、TV版で全然OKなのですが、原作では青砥弁護士と報酬の交渉もしたりとソツなく、喰えない男って感じです。イメージ、ルパン三世みたいショック!

どうも、榎本の正体は完全に泥棒のようですし、鴻野刑事とも腐れ縁で持ちつ持たれつといった関係を伺わせます。


お話自体は2部構成。

最初、2話入っているのかと思いました。

第一部では、榎本、青砥が事件の調査をします。色々可能性を試しては、可能性を絞り込むといった地道な調査です。

榎本自体も何度も考えの修正をさせられたりと苦戦する様子も。

第一部の最後で、発見をして、驚愕します。


第二部では、「これ違う話目はてなマーク」ってくらい違う話が始まります。

犯人の事件までの経緯と事件自体の実行経緯。

最後はクールな榎本は青砥と共に犯人に真実を掴んでいることを示します。


第一部でも、何度も可能性と試すので、行ったり来たりも多く感じたのと、第二部で難しいような手法が語られたりと、何度か読み直すところもでてきますが、それ以外は面白く読めて、トリックも「だからこのタイトルなのねひらめき電球」というびっくりなトリック。

榎本もミステリアスで続きが読みたくなりましたニコニコ


途中、タイトルからトリックを考えてみたけど分かりませんでしたあせる


硝子のハンマー (角川文庫 き 28-2)/貴志 祐介


   著者:貴志 祐介

   出版社:角川社(角川文庫)

   2004年