4月23日にTVドラマ化らしいです
買ってから、帯で知りました
百瀬太郎は昔担当した訴訟から、ペット専門・・・猫専門弁護士扱いとなってしまい、舞い込む依頼は猫絡みばかりで、付いたあだ名が“猫弁”。
たまに来た猫絡み以外の依頼は、葬儀場から霊柩車ごと棺が盗まれ、身代金の要求があったというもの。
事件に取り組む一方、百瀬は結婚相談所にあしげく通う必要もあるのでした。
面白いけど、ただ、ちょっと入りにくい
関西弁の2人の新幹線の話から始まり、葬式の話、百瀬の日常と関連性がよく分からない話が交互に入ってくるので、分かりにくい
・・・・・と思っていたのですよー。
でも、「?」と疑問を抱えながらも、読み進めるうちに、関連性が透けて見えてくる。
「あぁ、そういうこと」と繋がり分かるたびに、すっきりしていく快感もあるかも。
そして、何よりも最後には「やられたー」と思いました。
感動したの
依頼のたびに猫を引き受けてしまって、事務所が11匹の猫でいっぱいの百瀬だけど、凹まない男です
ちょっと自分の感情にも疎い感じ。
でも、実直な百瀬の言動が心温まるラストを呼んだだろうなぁと思います
TVドラマのキャストを見ると、確かに小説に合ってるとは思うのです。
・・・・・でも、吉岡秀隆さん、あまり好きじゃないんですよぅ・・・。
いや、でも似合ってはいるのです。
あと、もう一つ言うと、大福さん役の杏さんがちょっときれいすぎかな。
- 猫弁 天才百瀬とやっかいな依頼人たち (講談社文庫)/大山 淳子
- 作者:大山 淳子
出版社:講談社(講談社文庫)
2012年3月