本屋で見掛けて気になっていたので読んだのですが、うーん・・・どうだろう
刑事の小林洋介は自分の恋人が連続猟奇殺人犯の手に掛かったことで犯人を追いつめた際に射殺してしまい、それを切っ掛けに元々の人格・小林洋介は消え、雨宮一彦が小林洋介として、元警察庁の刑事で精神科医を営む伊園磨知の元でプロファイリングを行います。
雨宮一彦はいくつかの連続殺人事件を解決へと導きますが、それらの犯人の眼球には共通してバーコードがあり、背後には大きな組織があることが判明していき、自分が犯人を射殺したことも、人格が入れ替わったことも全て組織に関係することを知り、事件に関わっていくことになります。
一言で言ってしまうとかなりショッキング・・・問題作ってやつ?
洋介の恋人の被害ぶりも衝撃的でしたし。
Wikiあたりで敢えて矛盾するように書いているとも見た気がしますが、長く16巻まで読んでいると、「あれ?あの設定は?」と繋がりがよく分からなくなるのです
小林洋介の代わりに出てきた人格・西園伸二とは実験対象となった実在した子供の人格をプログラムしたものなのか、予想外に発生したバグのようなことも書いてあった気がしますし、なんか、「そうなの」と思うこともしばしば。
でも、続きが出ると買ってしまうんですよねぇ。
それは謎が多いから(笑)。作者の思う壷です
今は謎がどうこういうよりも、人間らしい感情に目覚めつつある弖虎の行きつく先がどうなるのか気になるので読んでます
でも、テーマとしては「人格とは何か?」と読めば、興味深いテーマでもあります。
面白いけど、出版ペースが遅いのと内容が分かりにくいので、おススメなんだか、うーん、微妙
でも、謎がいっぱいなので、出るとつい買っちゃう
でも、絵はきれいです
どうでもいいことですが、西園伸二も結構好きなキャラです。
あの唯我独尊的なところが
- 多重人格探偵サイコ (16) (角川コミックス・エース 23-33)/田島 昭宇
- 著者:田島 昭宇
- 出版社:角川書店(角川コミックス)
- 1997年~
- 16巻~