Lesson 77 『神の身体 ~伸ハ神ナリ~』 その7 | 『高堂巓古 Officia Blog』

Lesson 77 『神の身体 ~伸ハ神ナリ~』 その7

【Key Words】 神の親指(足)



賢くなるよりキスする方が良い。

-E. E. Commings



今から五億年前のカンブリア紀、生物が無から生まれて爆発的に増えました。



いや、実際にはイメジし難いことではありますが、カナダのバージェスという地域から140種を越える新種の古代生物が見つかり、ある地層には彼らの化石はいたるところにいるのに、次の地層になると、全く見つからないということがあったそうです。



つまり、ひとつの地層ができあがる比較的短い期間で、百種を越える生物が誕生したことになります。



アフリカのサン族は、数字を1,2,たくさん!!って、3以上をたくさん数えますが、100を越えたのだったら、もうそれはたくさんを越えたたくさんの生物が一気に誕生したのでしょう。



知識というのは、ちまちま積み上げていくものかもしれませんが、

本能というのは、いきなり開花するのかもしれませんね。



さて、今日のLessonは足の親指です。



本当のことを申し上げると、僕は薬指フェチでございますので、親指なんぞどうでもいいのですが、人類の進化において、つまり、僕たちの身体を知り、さらに向上させていく上において、足の親指は重要ですので、通らなければならない道となります。



それでは、親指Lessonスタート♪






足を見ると、猿と人の違いは一目瞭然です。



親指の位置が違います。

猿の足は、人の手みたいな形をしています。

つまり、足首よりに親指の付け根があるのです。



猿は足で器用に物をつかみますから、憧れるかもしれませんが、この猿の親指ですと、神の親指とは程遠いものとなってしまいます。



わかりにくければ、逆立ちしてごらんなさい♪



歩きにくくて仕方がないはずです(笑)




この形状の足ですと、かかと側から小指側に体重移動のベクトルが抜けるので、どうしても「がに股」で、足を左右に振りながら、進むことしかできません。



ところが、HOX遺伝子の悪戯か、ある日、親指の位置が変なやつらが誕生しました。



そう。



足の親指が足首から離れ、今の人間の足の形へと変形します。

徐々に♪というよりは、意外と一瞬の出来事だったのかもしれません。

本能は一気に開花しますから(笑)



この位置に親指が現れると、かかと側から親指側へと体重移動のベクトルが抜けるので、脚の内側に力を入れることができ、霊長類初のX脚が生まれるようになります。



こうなると、骨盤も変化しなければ、生き残れません。



骨盤は丸みを帯び始め、

大腿骨は斜め内側に伸び、

背骨は美しい湾曲を描いたのです。







さて、ここまでお話しすれば、美を保つための原動力が、足の親指にあるということがおわかりいただけたかと思います。



足の親指がしっかりと地をかめるのであれば、最終的に、背骨のラインへと骨は動き、くびれるのです。



ですから、足の親指でしっかりと地をかむ練習をすると良いですよ。



やタオルの上で、何度も何度も足の親指を鍛えてあげてみて下さい♪

夏、僕の師匠は、何足も畳の草履を下さっていました。

畳って、しばらく履いていると、足の裏にどうやって体重をかけているのかが、わかっちゃうんですよね。

僕の草履を見ては、まだまだな♪とよく言われてます(笑)



親指が人類を立たせたのです。




Good Night & Peace♪




Reference

『この6つのおかげでヒトは進化した』

チップ・ウォルター 著

横山あゆみ 訳

早川書房



written by

JPTA(日本プロテニス協会)

USPTA(米国プロテニス協会)公認コーチ

♪草こーち♪



ペタしてね




【編集後記】

皆様は、ウォシュレットというリーサル・ウェポンをご存じでしょうか。先ほど、トイレを済ませた後、ウォシュレットボタンを押しましたら、ものすごい勢いで、熱湯?が出て来ましてね。。。

今、肛門が燃えるように熱いです(笑)