歯科医院が最短距離でマネジメントを仕組化するブログ

歯科医院が最短距離でマネジメントを仕組化するブログ

歯科医院のマネジメントをサポートしている渥美が、コンサルティングの現場や日常を通じて感じたことなどを記するブログ。

予防管理型歯科を自らの意志で実現したい院長が、

医院マネジメント(セルフマネジメント、スタッフマネジメント、CFマネジメント)

のストレスから解放され、医療人として理想の診療を実現するための

「思考」と「環境づくり」をサポートしています。

もし自分が開業するなら、絶対に待合室に置きたいと思った

(予算とスペースが許すなら)椅子がコチラ。

 

 

何気なく座って最初の印象、「なに、この楽な感覚!」

 

それでも、当初オットマンタイプの椅子を探していたので

(こっちの方がカッコいいし、寝そべられるし…などなど)

 

買う気なかったのだが。 余りにも座り心地が楽なので、

近くにくるたびにこのブースに立ち寄って座って帰っていた。

 

立ち寄る在庫がどんどん減っていき、売り切れが続出。

 

気づけば自宅にスタンダードタイプが二脚あるという…

 

この椅子とは違うが、先日、某クリニックのMTGで

子供用の椅子を販売している業者さんがプレゼンに来ていた。

 

ここでもやはりキーワードは「骨盤」。

 

子供向け椅子で売れているSTOKKEを引き合いに、骨盤を

支えることの重要性を説明されていたが、とても納得。

 

たしかにうちの子供達も幼少期はSTOKKEで育ったんだけど、

足がつくよう調整できるのは良いのだけど、いかんせん座面が

真っ平らでお尻が痛くなるし、滑って安定しなかった。

 

そういや、骨盤から支えてくれる椅子って、振り返ると

あまり無かった気がする。

 

骨盤って大事だなぁ〜、もう普通の椅子には戻れない…

 

※冒頭の椅子はスタイルドクター、HPはコチラ

先日、マイクロソフト社のAIさん(Bing)に、
 

「二人の人物がコミュニケーションが上手く
 行かず苛立っている様子のイラスト」
 

をお願いしたら、1分ほどでこのような

4枚のイラストを作ってくれた。

 


費用は0円。

 

正直、社内のプレゼンスライドで使用する分には

これで十分。
 

そしてふと思った。

 

これ、人間に依頼すると、どれくらいの時間、

そして費用が発生するだろうか?

 


知りたいことはAIが調べてくれ、
計算もAIがして、論文まで書いてくれる。


現状分析も、課題の抽出も、解決策も、

そして重大な判斷をもAIが示してくれる時代が、

もうそこに来ている。


そんな、これまでの人類が足を踏み入れたことのない

未知なる社会における、「人が働く」意味とは?

 

考えてみた。

  
生活のため? お金を稼ぐため?

うん、たしかにそれはある。でも、それだけ?


色々考えていくと、来たるべき未来において

人が働く意義って、もはや「楽しいかどうか」しか

残らないのかも、と思った。

 

だって、知識でも効率でもAIに勝てないし、

そこと勝負すること自体が無意味になってくる。

 

それでもやる意味って、楽しいと思えること、

以外に何があるのだろうか?

 

「努力」は「夢中」に勝てない、

という話を聞いたことがあるが、そんな感じ。


仕事が楽しいと思えない、

楽しみが見いだせない人からどんどん
AIに駆逐されてしまうのかな。


などなど、落合陽一氏と東浩紀氏の対談を

視聴しながら、そんなことを思った。

 

 

追伸:
個人的には、
『価値』を『コンテンツ化』してきた功罪の罪の部分、
これを再び価値に戻していくことが、ヒントかな、と。
しっかし、凄い社会になってきたなー。

【ティール組織 著者 フレデリック・ラルー氏のメッセージ】

 

某院長先生から教わった動画ですが、

視聴して、静かに心が震えました。

 

経営の究極的な目的って、

業績を上げるでも、スタッフを育てるでもなく、

 

「自己成長を通じて自分の人生を最高のものにする」

なんだなぁ、、、と。

全てはそのための手段に過ぎない、と。

 

勉強だって筋トレだってそう、

愉快で心地よくて楽なことばかりで、

成長なんてできない。

 

痛みや焦りや悲しみさえも、

その時は辛くても、振り返ってみると人生を

彩る体験の一つだったりするし、

乗り越えたら別の視点、別の世界が見えてくる。

 

自己成長を目指している者同士の交わり、

共感や勇気づけが、そんな人生をより豊かにしてくれる。

 

そんな仲間づくりがしたい、と。

 

 

以下、字幕をシェアします。

 

===ここから===

 

1−1. 『あなた自身の旅』

 

面白い共通点があります。

 

探求の旅をはじめたばかりの経営者は

これを“組織変革”の旅だと捉えています。

 

文字通り 何かを組織に起こすことだと。

でも、この旅を数年 続けた経営者は誰もが

口をそろえます。

  

“これは自分自身の 個人としての成長の旅だ”

“組織の旅であると同時に 個人の旅でもあるんだ”と。

 

彼らは自身の成長を楽しんでいますが、

楽なことばかりではありません。

 

時には考え方の限界や自身の“影”に阻まれます。

それこそが成長への招待状です。

 

例えば、チームでお互いをもっと信頼しようと

言っているのに、自分がそれをできずに統制的に

なっている瞬間に気づいたり、

 

透明性の高い誠実な社内文化を作ろうとして

いるのに、自分自身が密室で会議していたり、

 

従業員向けに分かりにくい政治的な文書を

書いたりして“そのやり方は間違っていますよ”と

人から指摘されることもある。

 

つまり、新しい“姿勢”の自分になるための

成長の旅なんです。

 

楽しいけれど大変な旅です。

 

これを単に”組織の旅”だと考え、自分自身が

変わろうとしないなら、この旅に出ないことをお勧めします。

 

もう一度言います。

 

もし、この旅は『組織の変革のため』だけのもので

自身の大きな成長機会でもあると考えていないなら、

旅を始めないでください。

 

 

私の友人に 素晴らしいコーチがいます。

 

多くの大組織の変革に関わっていますが、

まず経営者と対話しながら、

彼らが準備できていないと感じたら

こう伝えるそうです。

 

「変革に着手する前に半年か1年、2人での対話を

 続けましょう、あなた自身の準備のために」

 

なぜかというと、あなたは変革のエンジンである

と同時に、ブレーキにもなり得るからです。

 

組織の変革は、

あなた自身が変わろうと望むよりも先には

進まないということです。

 

最近思うようになりましたが、これは

経営者たちにとって生涯の冒険の始まりです。

 

これはあなたを、より大きく豊かな人間に

変える人生のプロジェクトです。

 

旅を経た経営者たちは、間違いなく

”この旅は本当に特別なものだ”と感じています。

 

だからあなたが、

この旅で自身が変わることを望むなら、

旅から贈られる人生の招待状に応じたいと望むなら、

他の経営者にはできない経験ができるとお約束します。

 

人間関係はより豊かになるし、

心が楽に感じられるようになるでしょう。

 

無意識に感じていた恐れの気持ちも

ほとんど消えてしまいます。

 

自由になる時間が増え、明るい気分になれます。

 

経営者たちが言うには、ほんの2~3年前を振り返ると、

当時の自分は小さすぎて二度と戻りたくない

と感じるそうです。

 

ここで、質問です。

 

これが“組織の旅”であると同時に、

“あなた個人の旅”でもあることを、望んでいますか?

 

旅の過程で贈られる全ての招待状を喜んで受け取りますか?

 

“イエス”と言う準備ができているなら、

旅の伴走者を見つけることをお勧めします。

 

コーチでも友人でもいいので、自身の影に阻まれた時、

じっくりと深く対話できる相手。鏡を掲げてくれる人。

 

あなたが道を間違えたとき、恐れず指摘してくれる人。

 

経営者に贈るもう1つのアドバイスは、組織内で

数名の信頼できる人を見つけて、

「鏡になってほしい」と明確に依頼することです。

 

「私が大失敗していたら、指摘してほしい」

「理想に届いていないとき、指摘してほしい」

「恐れずに言ってほしい」

 

と伝えるのです。

 

例えば、

「あの会議での発言、あのメールの内容は

“以前のあなた”だ。“新しく目指している姿”じゃない」

 

こう指摘してくれる人の存在はとても重要です。

 

指摘されたら、ただこう返してください。

「その通りだ ありがとう」

 

そして他の人には、こう言います。

「以前の私が出て、申し訳ない」

「またあるかもしれないが、減らせるよう努力するよ」

 

この振る舞いが、“全体性”を体現する

ロールモデルになるのです。

 

組織内の皆に起こることを、

まずあなたが模範で示すんです。

 

皆が同じように、これまで身につけてきた方法、

 

幼少期から親や教師や、元上司に

教えられてきた方法を捨てて、

新しい自分に生まれ変わろうとしています。

 

あなたが模範となって、成功したり、

たまに失敗したり、自身の変革に努め、

困難や落とし穴を体験することで、

他の人も同じ過ちを認めやすくなります。

 

それに周りの人は、人間としての

あなたの成長を喜んでくれるでしょう。

 

これが、あなたが向かおうとしている旅です。

【ティール組織 著者 フレデリック・ラルー氏のメッセージ】

 

某院長先生から教わった動画ですが、

視聴して、静かに心が震えました。

 

経営の究極的な目的って、

業績を上げるでも、スタッフを育てるでもなく、

 

「自己成長を通じて自分の人生を最高のものにする」

なんだなぁ、、、と。

全てはそのための手段に過ぎない、と。

 

勉強だって筋トレだってそう、

愉快で心地よくて楽なことばかりで、

成長なんてできない。

 

痛みや焦りや悲しみさえも、

その時は辛くても、振り返ってみると人生を

彩る体験の一つだったりするし、

乗り越えたら別の視点、別の世界が見えてくる。

 

自己成長を目指している者同士の交わり、

共感や勇気づけが、そんな人生をより豊かにしてくれる。

 

そんな仲間づくりがしたい、と。

 

 

以下、字幕をシェアします。

 

===ここから===

 

1−1. 『あなた自身の旅』

 

面白い共通点があります。

 

探求の旅をはじめたばかりの経営者は

これを“組織変革”の旅だと捉えています。

 

文字通り 何かを組織に起こすことだと。

でも、この旅を数年 続けた経営者は誰もが

口をそろえます。

  

“これは自分自身の 個人としての成長の旅だ”

“組織の旅であると同時に 個人の旅でもあるんだ”と。

 

彼らは自身の成長を楽しんでいますが、

楽なことばかりではありません。

 

時には考え方の限界や自身の“影”に阻まれます。

それこそが成長への招待状です。

 

例えば、チームでお互いをもっと信頼しようと

言っているのに、自分がそれをできずに統制的に

なっている瞬間に気づいたり、

 

透明性の高い誠実な社内文化を作ろうとして

いるのに、自分自身が密室で会議していたり、

 

従業員向けに分かりにくい政治的な文書を

書いたりして“そのやり方は間違っていますよ”と

人から指摘されることもある。

 

つまり、新しい“姿勢”の自分になるための

成長の旅なんです。

 

楽しいけれど大変な旅です。

 

これを単に”組織の旅”だと考え、自分自身が

変わろうとしないなら、この旅に出ないことをお勧めします。

 

もう一度言います。

 

もし、この旅は『組織の変革のため』だけのもので

自身の大きな成長機会でもあると考えていないなら、

旅を始めないでください。

 

 

私の友人に 素晴らしいコーチがいます。

 

多くの大組織の変革に関わっていますが、

まず経営者と対話しながら、

彼らが準備できていないと感じたら

こう伝えるそうです。

 

「変革に着手する前に半年か1年、2人での対話を

 続けましょう、あなた自身の準備のために」

 

なぜかというと、あなたは変革のエンジンである

と同時に、ブレーキにもなり得るからです。

 

組織の変革は、

あなた自身が変わろうと望むよりも先には

進まないということです。

 

最近思うようになりましたが、これは

経営者たちにとって生涯の冒険の始まりです。

 

これはあなたを、より大きく豊かな人間に

変える人生のプロジェクトです。

 

旅を経た経営者たちは、間違いなく

”この旅は本当に特別なものだ”と感じています。

 

だからあなたが、

この旅で自身が変わることを望むなら、

旅から贈られる人生の招待状に応じたいと望むなら、

他の経営者にはできない経験ができるとお約束します。

 

人間関係はより豊かになるし、

心が楽に感じられるようになるでしょう。

 

無意識に感じていた恐れの気持ちも

ほとんど消えてしまいます。

 

自由になる時間が増え、明るい気分になれます。

 

経営者たちが言うには、ほんの2~3年前を振り返ると、

当時の自分は小さすぎて二度と戻りたくない

と感じるそうです。

 

ここで、質問です。

 

これが“組織の旅”であると同時に、

“あなた個人の旅”でもあることを、望んでいますか?

 

旅の過程で贈られる全ての招待状を喜んで受け取りますか?

 

“イエス”と言う準備ができているなら、

旅の伴走者を見つけることをお勧めします。

 

コーチでも友人でもいいので、自身の影に阻まれた時、

じっくりと深く対話できる相手。鏡を掲げてくれる人。

 

あなたが道を間違えたとき、恐れず指摘してくれる人。

 

経営者に贈るもう1つのアドバイスは、組織内で

数名の信頼できる人を見つけて、

「鏡になってほしい」と明確に依頼することです。

 

「私が大失敗していたら、指摘してほしい」

「理想に届いていないとき、指摘してほしい」

「恐れずに言ってほしい」

 

と伝えるのです。

 

例えば、

「あの会議での発言、あのメールの内容は

“以前のあなた”だ。“新しく目指している姿”じゃない」

 

こう指摘してくれる人の存在はとても重要です。

 

指摘されたら、ただこう返してください。

「その通りだ ありがとう」

 

そして他の人には、こう言います。

「以前の私が出て、申し訳ない」

「またあるかもしれないが、減らせるよう努力するよ」

 

この振る舞いが、“全体性”を体現する

ロールモデルになるのです。

 

組織内の皆に起こることを、

まずあなたが模範で示すんです。

 

皆が同じように、これまで身につけてきた方法、

 

幼少期から親や教師や、元上司に

教えられてきた方法を捨てて、

新しい自分に生まれ変わろうとしています。

 

あなたが模範となって、成功したり、

たまに失敗したり、自身の変革に努め、

困難や落とし穴を体験することで、

他の人も同じ過ちを認めやすくなります。

 

それに周りの人は、人間としての

あなたの成長を喜んでくれるでしょう。

 

これが、あなたが向かおうとしている旅です。

2023年、あけましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

年末の資料整理でふと目に止まった、5年前のレポートを

懐かしく読み返しながら、Twitterの活用法模索の観点から

ずらずらとシェアしてみました。

 

 

 

 

やってみた(^o^)

歯科の職場に限らず、マネジメントの分野で昨今、
「心理的安全性」が盛んに叫ばれるようになりましたが、こ

れに違和感を覚える経営者や幹部スタッフはまだ多いです。
 

先日もある経営者からこんなことを言われました。
 

「経営の大変さを知らない、仕事へのプロ意識も低い
 スタッフの権利ばかりが広がる風潮は、左翼的な
 匂いがして好きになれません」と。
 

私もこの経営者に共感できるところはあります。例えば
 

「自宅で仕事の準備をしたら、それは勤務時間だから
 残業扱い」って、なにそれ? とか…

法的な解釈ではなく、心情的な話、ね(^_^;)
 

一方で、労働者の待遇改善=甘えとの訴えを聞くたび、
"意識研究のアインシュタイン”と呼ばれる理論家、
ケン・ウィルバー氏(ティール組織の基幹となっている)
インテグラル理論の書籍に書かれた「リベラル(左派)と保守」
の章(書籍の第5章)を思い出します。


 

以下は書籍の内容を、私なりに意訳したものです。
 

===ここから===


人々が苦しむ原因を、

リベラル派は外面的な要因を重視し、
保守派は内面的な要因を重視する。


つまり誰かが苦しんでいる時、
前者は「あなたの苦しさは社のせいだ!」と
外面的な社会制度やそれを維持しようとする層を非難し、
後者は「あなたの苦しさは、あなたの努力不足だ!」と
本人の意志の弱さや行動不足を非難する。


ゆえにリベラルは全ての人が公平に受け取ること是とし、
富の再分配や弱者救済的な制度を推進しようとし、


後者は頑張った人が報われることを是とし、安易に
他者へ依存したり緩くなった道徳観を引き締めようとする。


(だからリベラル派には労働者階級が多く、保守派には経営者層が多い)
 

人類はかつて絶対的な王と奴隷の時代から、身分制度の撤廃や

女性の地位向上、人種差別の廃止など先人の平等への取り組みが

実を結び、人種や性別問わず健全に生きる社会環境になってきた。
 

一方で、本人の課題や怠慢さを脇に置き、何でも社会や
誰かのせいにする姿勢は、決して成熟した大人の人間とは言い難い。
 

言い換えると、
リベラル派の思想は『高次の段階の病理的バージョン』であり、
保守の思想は『低次の段階の健全バージョン』と言える。
 

現在、特に政治の世界でリベラルと保守は互いの主張を
ぶつけ合い相手を批判しあっているが、もはや
「どちらを選ぶか?」ではなく、我々人類が目指すべきは
『高次の段階の健全なバージョン』、つまりリベラルと保守の
有意な面を統合して引き上げること。
 

その世界こそ、人類の次のステージなのだ。
 

===ここまで===

 


さて、話を職場に戻すと、「安心・安全な労働環境の整備」は、
人類の生存環境の進化という視点ではより高次の段階と言える
(リベラル視点)一方、誰かが与えてくれるその環境に甘え
「権利ばかり主張し義務を怠る」は、健全な思考(保守視点)
とは言えません。


つまり、どちらか一方が際立てば他方が満たされなくなる
のではなく、『高次の段階の健全なバージョン』へ進むことが
心理的安全性を整える先に追求したい世界であり、
今、人類がそのステージへ進むべきタイミング(人類の進化
への神の計らい?)なのかもしれません。

 

以前も少額でやってはいたものの、

去年の夏から本格的に株を始めました。

 

最初は恐る恐る国内株を数件購入しつつ、

株式関係の本を読み漁って銘柄を選び、毎日、

数千円、数万円の値動きに一喜一憂していたのが、

今では懐かしいです。

 

昨年は秋まで地合いが良く数十万円ほどの利益。

舞台を本格的に米国株へ移し、金相場や暗号通貨にも

参加したものの、去年の年末から一気に相場が崩れ、

今は我慢の時期へ… 

 

その間、大きく円安ドル高になったことで

米国株での恩恵を受けることはできました。

 

実際、大勝にはほど遠いものの、身銭を投じることで

しか得られない体験は貴重な財産になりました。

 

と同時に、息子達には早い段階からお金や投資に

関する知識や体験を積ませるべきだなぁ、という

危機感も生まれました。

 

そんな中、最初の一歩として選んだ書籍がコチラです。

学校では教えてくれない大切なこと 33 お金が動かす世界

 

『お金持ちになるには?』という素朴な疑問から

お金の増やし方、土地や建物への投資、株とは何なのか?

 

と言った、私自身が大人になるまで誰からも教わらなかった、
大人が聞かれてもつい言葉を濁してしまいそうなテーマが

ユニークなキャラクターを交えて分かり易く説明されています。

 

小学生時代にこんな本があったらなぁ…と思いつつ、

仮にあったとしても全く興味を示さなかっただろうなと(^_^;) 

 

聞けば高校の授業?から投資について扱うようになるとか。

日本は高齢者を中心に『貯金=正解』がまだ根強いですが、

年金2000万円問題に端を発したMISAやiDeCoの出現から少しずつ

投資熱が高まってきました。

 

今後、子供達のお金の教育が進むと価値観も変わりそうですね。
 

人に優しく、逞しい進化型組織づくりをサポートする、

ビジョナリーマネジメントの渥美です。

今回のテーマは、
「スタッフから意見がでない…その状態を作り出している

 院長先生の無意識の思考パターン」 についてです。

おそらく多くの院長先生が、スタッフからの自主的な意見や

前向きな発言が出てくるのを望ましいと考えていると思います。

一方、スタッフから前向きだったり積極的な意見が出ない場合、

その原因はスタッフにあり、まさか自分(院長)自身がそうせて

いるとは、なかなか自覚できないものです。

先月、50代で温和な雰囲気の院長先生との経営相談でも、

そのようなお話が出ました。

当日は院長先生の希望でチーフのAさんも同席しての面談でした。

幾つかあったテーマの一つに、

「色々やりたいことはあるのだが、上手くスタッフに伝わらず

 協力が得られないのがもどかしい」

そんなお話がありました。

院長先生曰く、自分の思いを汲み取ってくれるAさんをチーフに

任命したものの、他のスタッフまで巻き込めずもどかしいのだとか。

院長はAさんに苦労をかけていると、言葉では言いつつも、

その口調からは(Aがもっと頑張ってくれたら)との期待感が
見え隠れします。

私は院長先生の話を聞きつつ、隣りにいるAさんの様子を伺っていた

のですが、そこか意見を言い難そうな雰囲気を感じたため、
院長先生には少し席を外してもらい、Aさんに率直な意見を伺ってみました。

するとAさんは、

「院長は、表面的には『意見を聞かせてよ』とか
 『あなたはどう思う?』とスタッフの意見を汲もうとするのですが、

 結局は自分が用意した答えで進めるんです。

私も含めて皆、最初のうちは一生懸命考えたり率直な思いを伝えてきた

のですが、院長に聞き入れられた感じがせず、次第に考えるだけ損した
気持ちになっていきました。

スタッフの中には、『聞き入れてくれないんだったら最初から
私達の意見を聞かずに自分の好きな通りにやれば良いのに』
との意見が蔓延していますが、私はそれを院長になかなか言えずにいます」


そんなお話をしてくださいました。

仮に院長先生にそう進言しても、
「それを何とかするのがチーフの仕事でしょ」などと言われ

聞き入れてもらえるイメージが沸かないのかもしれません。


さて、ここまでお読みになっていかがでしょうか。

実際、口では「思ったことは何でも言ってよ」とスタッフに促しつつも、

出てきた意見が自分の意に沿わない内容だと、反論したり、説得したり、

暗に自分が望む方向へ誘導しようとしてしまう院長先生は少なくありません。

また、そんな先生の中には、そうした態度を取ってしまうとスタッフが

萎縮し意見が出にくくなることを頭では理解していても、その場になると

つい反応してしまいやめられないとの話もよく耳にします。

このような状況に思い当たる節がある先生方に、お勧めの動画があります。

米国大学卒業後、野村総合研究所やリクルートを経て、米国大学院で

組織開発修士号を最高成績で修了、ザメンタルモデルの開発者で著書も

多数の由佐美加子さんが、悩める経営者の個人セッションを公開している

動画です。

今回紹介する動画に登場する女性経営者も、まさに同じ葛藤で悩むお一人。

「社員がイキイキと働ける社風を大事にしたい」

そんな思いとは裏腹に、スタッフが自分と違う意見を言おうものなら、

説得したり論破したくなるスイッチが入るのだとか…

このような、"頭ではわかっているが反射的に違うことをしてしまう”

原因のほとんどは、幼少期に体験した不快感情から身を守るために
身につけた回避行動が、大人になっても自動的に駆動しているからです。

だから、動画の経営者さんのように、自分の思考パターンの裏にある

(そのパターンを作ることで得ようと思った)根本的なニーズを知り、
まず自分自身がそこと繋がること。

それをせずして、幾ら理屈(左脳)でねじ伏せようとしても苦しくなる

だけだと、私の実体験としても痛感しています。

自分では全くそんなつもりないのに、なぜかスタッフとの関係性がこじれてしまう…
 

そんな状況に心当たりがある院長先生は、ぜひ一度ご覧になってみてください。

 


追伸:
組織の意識段階を高めていく上で、まずは影響力のある人物

(ほとんどの場合、院長先生)が意識段階を上げていく必要があります。

とは言え、今回の事例もそうですが、自分一人で考えているだけでは

気づくことさえできません。

現在、進化型(ティール)組織を本気で実現したい、
興味があるが何をどうすれば良いかわからない院長先生向けに

意見交換したり、お勧め情報や他院での実践報告などが聞ける

Facebookグループを運営しています。

ご興味のある方は、ぜひお声がけくださいませ。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

ビジョナリーマネジメントの渥美です。

 

「ティール組織とは、何なのか?」
最近、歯科医院の院長先生だけでなく異業種の経営者や

コンサルタント仲間からよく話題に挙がるのが、ティール組織です。

『ティール組織』は、別名「進化型組織」とも言われており、

ネットで調べると色んな定義があります。

 

それらを総じて言えば
 

「社長や上長が直接マネジメントしなくても、

 部下が自主的に任務を遂行する組織」
 

と解説されるケースが散見されます。

 

決して間違ってはいないと思うのですが、

しかしそれらはティール組織という概念が認識される前から

言われていた訳で、例えば『アメーバ経営』や

『オープンブックマネジメント』なども、

そのような目的のための経営手法だと言われてきました。
 

では、これらと『ティール組織』は、何が違うのか?
 

オープンブックマネジメントは、

情報(特に秘匿になりがちな会計情報)を開示し

スタッフと共有することで当事者意識や経営者視点を

促そうとする取り組み(管理手法)です。


アメーバ経営は、特に肥大化し当事者意識が希薄になった

大組織に、少数集団のユニットを導入することで当事者意識を

芽生えさせる取り組み、だったりします。
 

※もし私の理解が間違っていたらツッコミお願いしますm(_ _)m

 

一方、ティール組織とは?

 

私なりに定義すると、
 

『発達心理学の視点で、人間(自分)らしさを重視し、
 自主経営を軸に運営される組織』
 

となります。


オープンブックマネジメントやアメーバ経営との違いは、

発達心理学の視点を軸においていることです。
 

※ちなみに、組織の発達を促す方法としてオープンブック

 マネジメントの有効性(オレンジの発達段階)などは

 ティール組織でも触れられています。
 

ということで今回は、今話題のティール組織について

私なりに紐解いて解説したいと思います。


ティール組織という概念は、マッキンゼーなどで

組織改革に携わったベルギー出身のコンサルタント、

フレデリック・ラルー氏が
 

世界の主要国において、

“社員同士が信頼し合い自主経営できている会社”を研究した末に

提唱した、発達心理学をベースにした組織モデルです。


レッド、アンバー、オレンジ、グリーン、そしてティールと、

組織の発達段階を色を用いて階層的に表現しているのが特徴で、
ラルー氏の著書「ティール組織」

こちらは日本だけでなく世界中でベストセラーに。

多様化・複雑化した世界における次世代のマネジメントとして

今注目されています。


ラルー氏がティール組織をまとめる上で多大な影響を受けたのが

トランスパーソナル心理学の権威、ケン・ウィルバー氏が提唱した
“インテグラル理論”です。


これは、人間の内面と外面、スピリチュアルと現実世界を融合した

人類の発達モデルで、彼の著書『インテグラル理論』を読むと

 

昨今の不安定な世界情勢すらも紐解けるほど、

非常に興味深い理論であることがわかります。


ラルー氏の著書『ティール組織』を手にとったものの

難しくて挫折した人も、ウィルバー氏の『インテグラル理論』は

理解できる内容ではないか、と個人的には思います。


また、これら両理論の位置づけとしては、
・人類の発達段階=インテグラル理論
・組織の発達段階=ティール組織論

といった感じでご理解いただくと良いのではないでしょうか。
 

さて、話をティール組織に戻すと、

ティール組織の大きな特徴は、前述した通り組織の発達段階を

階層化していることです。


では、組織の発達段階とは何なのか?
主な5つの段階は次のようになります。
 

【レッド(衝動型組織)】
  これは組織における初期形態であり、
  目先の利害に基づく分業から成立。
  情動型で力や恐怖による支配が中心で
  イメージはマフィアやギャングのボスなど。
 

【アンバー(順応型組織)】
  レッド社会から、より中長期的に計画性
  のある官僚制へと移行した段階。
  規律や規範、年功序列的な階層構造で
  ヒエラルキーを重視。
  学閥や体育会系、軍隊や官僚(国家)などに
  多く見られる組織形態。


【オレンジ(達成型組織)】
  アンバー型の縦社会から、合理性を求め
  科学技術の発展やイノベーション重視へ移行。
  合理的で実力主義が特徴の組織形態で、
  利潤追求を最優先する多国籍企業や
  外資系企業、常に結果を求められる
  プロスポーツの世界などが挙げられる。


【グリーン(多元型組織)】
  合理性や効率を重視するオレンジから、
  もっと人間らしさを追求する組織へ移行。
  公平性、多様性、調和と文化を重視する
  コミュニティーを重視する組織で、
  ボトムアップの意思決定、自己開示と
  相互信頼を重視するのが特徴。


【ティール(次世代型組織)】
  グリーン型組織から更に進化した、
  変化の激しい時代における生命体型組織。
  管理者不在、セルフマネジメントによる
  自主経営、全体性、存在目的を重視。
  職場の位置づけは「仕事に行く」ではなく
  「居心地の良い場所に帰る」イメージ。
 

さて、ここまで何となくでもご理解いただけましたでしょうか?
 

これらはインテグラル理論(人類の発達段階)がベースと

なっており、下位の発達段階からは上位の発達段階が理解できない

という特徴があります。


例えばレッド、つまり力でねじ伏せるのがリーダーであり

組織のまとめ方だと信じる人は、合理主義で理路整然とした部下を見ると

「頭でっかち」と否定したり、自分の地位が脅かされる驚異を感じたり

するかもしれません。
 

また、オレンジ(合理的実力主義)こそが大事と信じる人は、

グリーンのように関係者が双方向で話合いながら組織の意思決定を

導くアプローチは、非効率で無駄だと感じて理解できないでしょう。


ただ誤解のないようにお伝えすると、なにもアンバーやオレンジが

悪いという訳ではありません。究極的には、自分が信じる価値観で

理想の組織が実現できればそれがベストだと思います。


ただ、『人類の発達段階』という言葉通り、

例えば30年前の社会情勢と比べ、今の若者は確実にオレンジから

グリーンへ移行しているのは薄々お気づきになられていると思います。


事実、私の父親世代は会社のために貢献する意識が強かったですし、

私もサラリーマン時代はその名残りで育ちました。


それが今や、年功序列の終身雇用は「古臭い組織」とされ、

残業規制、産休育休の充実など労働者個人の権利や生き方が重視されています。
 

つまり、時代の変化に対応できる組織を作ろうと思ったら、

組織の発達段階を上げていかなければ採用も育成も上手く行かず

適応できない可能性が高いんです。


そして、それはまず経営者である我々自身の意識を発達させないことには、

到底実現できない…ということだと私は理解しています。
 

ということで今回は、ティール組織について概要をお伝えしました。

 

何か一つでも参考になることがあれば幸いです。