広告だったら、

大勢のクリエーターがアイディアをたくさん持ち寄って

その中から方向性に分けて

コピーとデザインでまたアイディアを詰めて

何案かを完全型に近づけて

プレゼンして、何度かくり返して

アイディアが決まれば撮影になったり、

撮影になればスタイリストやヘアメイクや

なんだかんだ多くのスタッフがまた絡んできて

カメラマンが写真を撮ったり

デザイナーが加工したり、レイアウトしたり…

…などなど、各々が規則正しく

何段階かの作業を確認しながら自分の仕事をこなしていく。





…絵を描いていて、よく思うのだが

絵は発案から、表現から、構成から、技術から、仕上げから

ぜんぶひとりだ。

果ては、特に依頼を受けた仕事でなければクライアントもないのだから、

プレゼンは自分で自分に対して行うことになる。

つまり、どの作品がいいか決めるのも自分だ。

自分を突き詰めて、自分を信じて、自分で結論を出す。

もともと答などないのだから、

導きだした結論は答ではなく、次へのステップになる。

…おわることのない険しい道だな、と思う。


分け入っても分け入っても青い山
             〔種田山頭火〕




さて。
また春がめぐってきました。
もうすぐ国立新美術館で秀作展開催です。

『第43回 全日本水墨画秀作展~額装展』
〈入場無料〉
会場:国立新美術館 (乃木坂)
会期:2014.3.5(水)~3.16(日)10:00~18:00(火曜日休館)



銀座地球堂ギャラリーにて
(銀座8丁目銀栄ビル2階~中央通沿い銀座博品館の並び)
『墨画・七人展』 開催中!
〈入場無料〉
会期:2014.3.1(土)まで11:00~19:00
※現代を代表する抽象画の先生方が奏でる宇宙に出会えます。