テレビをほとんど見ない私が、

まあ、タイミングによってつい見てしまうのが

朝ドラ。

15分という手頃さが、

ちょうどいいというのもあるようだ。

去年はあまちゃんブームで沸きに沸きすぎたので

今回は、たま~にローテンションで眺めていた。



女学生だったはずのヒロインがあっという間に

肝っ玉母ちゃんになっていて、

しかも今週の展開で、その長女が嫁いでしまった。



この長女のキャラクターが物理ヲタクと面白く、

いつも計算ばかり黙々としている。

と思えば、弟とその友人のキャッチボールを覗き見して

男の友情劇を妄想し、愉悦にひたる。



この弟の友人の押しかけ女房となったのだが、

長女はいきなり「君を複製したい」と申し出る。

ドラマならではのデフォルメされたキャラクターだが

この長女のセリフがいちいちハマってしまうのだ。



長女は男に「そういう目で見れない」と、

一度はきっぱり断られるのだが、なおも押し掛け、

断られたことは気になるが

「突き詰めれば(君の気持ちは)どうでもいい」

と潔く言い切って、強引に男女の関係を結ぼうとする。



この「突き詰めれば、どうでもいい」という台詞が気に入った。

考えに考えぬいた上で、

自分の求めるものに確信をもったということだろう。

ま、本来は相手の気持ちをまったく無視するのはまずいが、

男が出征する身であるため遠慮があったという設定なので

まあ、強引な展開も多目に見ていいだろう。



「大切なのは、自分のしたいことを自分で知ってるってことだよ」

と、永遠の旅人のスナフキンも言っていたしね。

欲しいものが見えれば、自分が何をすべきかが見えてくる。

そのためには自分だけでなく、

そこに関わるすべての人やあらゆる事柄を

大切に育てながら生きていく覚悟ができる。

そう。

ぶれない自分を中心に

自分の周囲をも自分自身と思って、愛し育てることが大切なんだ。