チロリ、スシを語る | クラブ脱皮・麗しきネタ人生・精神的貴族生活

クラブ脱皮・麗しきネタ人生・精神的貴族生活

毎日が退屈? いえいえ、ちょっと視点を変えたら、ネタはどこにでも転がっています。
辛いことが起きた? 一旦嘆いてからそれをネタにしてしまおう。
そうやって、「器の小さな自分」から脱皮していこう。
貴族は生まれてきた星。 精神的貴族になるには自分の手で。

まあ、ワシの最も好きな食べ物であるスシだしけ、ちょっとウルサイよ。


アメリカでスシ? んなもん、スシとちゃうわ! と思っているアナタ。 残念ながら、こっちには下手な日本のすし屋の100倍くらい美味しい所があんのよ。


ワシはサッポロに居て、新鮮な魚介類を常に食ってたんで、、ベロは肥えてんの。


あれは3年前、 日本に仕事で行った時よ。


「チロリさんはずっと本物のスシを食べていなかったでしょう?」と、会社のトップに連れていかれたすし屋・・・・・東京にて。


入り口に入ってすぐ、あたしゃUターンしたかった。 なんなの!? すし屋なのにタバコの煙で板前の顔も霞んでいるじゃないの!

こんなクセー場所でスシが食えるか!!


まず、そこで相当不機嫌になるワシ。でもお偉いさんがワザワザ連れてきてくれたので、我慢してカウンターに座る。

とっとと食って一刻も早く帰りたい。


おまかせコースを頼む。 「ハイよ!」とでてきた握りをみて、また椅子を蹴飛ばしたくなる。


なんでネタに比べてこんなにご飯がデカイんだよっ!! バランス悪っ!!


お握り食ってんじゃねんだからよ。 板前に「ご飯少な目で握ってください」と頼むと、

「おっ!ダイエット中かい?」て・・・テメエ・・・。


別のお偉いさんに、次に連れていかれたすし屋。大阪にて。


「ここのはネタが大きくて旨いよ」って・・あ、そう。


・・・・・・・っておい! 焼き魚用の切り身くらいの大きさのネタ!?

なにこれ?ウケ狙ってんの? なんなの??


オカンに連れていってもらったすし屋。サッポロにて。


やっとマトモ。 新鮮だし、ネタとシャリのバランスも悪くない。




・・・・・回っているけどな。


ロクな所で食べてないんじゃない?て思っているアナタ。 

残念ながら、貴族のワシは日本でも有名と言われている所で散々食っているんです。 さすがにその当たりは「それなりに」旨いっす。


でも、それこそ目ん玉飛び出るくらい高いんだから、旨くなきゃ困るってのよ。


はぁはぁ・・ちょっと興奮しすぎたわ。 前置きが長くなっちゃった。(まだ前置きかよ!?)


で、昨日ワシがお一人様で食ったすし屋。 ここは店構えなんか「あれ?どっかの一杯飲みや?」と思うくらい素朴で庶民的。


板前(オーナー)と奥さん二人でこじんまりやっているんだけど、まんず、ネタが飛び切り新鮮なのよ。 毎朝、魚河岸で一番いいところだけ仕入れてきて、自分の店で使う分だけ取ったら、あとは他のすし屋(結構こっちで有名だったりする)の人が、その残りを買いに来るの。


で、握りは一口で食べられる丁度いい大きさ。 口一杯いっぱいになっちゃうのでもなく、スカスカでもなく。


はぁ~!~書いていてまた食べたくなってきちゃったよ。昨日食ったばっかなのに。


急にまとめちゃうけど、とにかく全てバランスがよくって新鮮で・・・・


ま、うな垂れるくらい高いけどね。 そんだけ払う価値がある、貴重なすし屋なのよ。

来年引退する、とか言っているけど、そんなのダメよ!

ここがなくなったら、同じようなレベルのすし屋に、車で1時間半かかる所まで通わなきゃならなくなるじゃないの!


老体にムチ打って続けてちょうだい!