ダイバーの憧れ、グレートバリアリーフ。せっかくオーストラリアに行ったので、3年ぶりぐらいにダイビングをしてみた。せっかくだから日帰りなどではなく、グレートバリアリーフの奥地までいってみたいと一泊のツアーを申し込んだ。ショップは、Deep Sea Divers Den 。サービス、食事、ともによいショップだった。


 ケアンズを大型の船で出港。英語、フランス語、中国語などが聞こえてきた。30人ぐらいのお客さんのうち、日本人は二人だった。以外に少ないものだ。全員が潜るわけではなくて、シュノーケリングだけを楽しむ人もいた。


 出向して2時間くらいだっただろうか。陸がまったく見えず、サンゴがつらなるポイントについた。濃い青や、水色、緑色など水の深さによってさまざまな色をみせる海は大変きれいだった。水中への期待がたかまる。


フードコンサルタントの考え事


 装備をつけていざ海へ。このポイントでの目玉はナポレオンフィッシュだった。しかし、いつも必ずいるというウィリーという名前をもつナポレオンフィッシュが、探しても探してもみつからない。どうもクジラ以外の水中生物にはあまり縁がないようだ。


 午前中に一本潜って、一泊組は船をうつった。このダイビングショップには、ケアンズとの間を毎日往復する船とリーフにとどまる宿泊型の船がある。部屋はこんな感じ。同部屋はタスマニアから来たという体の大きいオーストラリア人だった。


フードコンサルタントの考え事

 さて、この新しい船に移って直ぐにポイントを変えずに二本目のダイビングをすることになってやっと気がついた。この船は、グレートバリアリーフの奥地に進むことなくこのままこの海域にとどまるだけではないだろうか。とすれば、一泊にした意味はなんだろうか。ナイトダイブを楽しめることと早朝から潜れることくらいである。


 正直にいって、グレートバリアリーフは思っていたほどきれいではなかった。期待が高すぎたということもあろうが、沖縄の海や小笠原の海の方がきれいだと思った。4泊ぐらいのツアーなら、もっといいポイントもあるのかもしれない。いつかそれにチャレンジすることがあるだろうか。それよりも沖縄で楽しむほうがいいような気が今はしている。