ボールをよく見ろと言うけれど、インパクトが本当に見えるのか | 勝者のフットワーク塾Vfootwork オフィシャルブログ

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オーストラリアでテニスコーチに転身、元高校教師、中屋晋の思考の響き。
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 メジャーリーグ通算出塁率歴代1位.482、「打撃の神様」と言われた伝説のメジャーリーガーのテッド・ウィリアムズ選手はこんなことを言っています。
 「私が回転しているレコード盤のラベルの文字を読むことが出来ると言っている人がいるが、そんなこと私には出来ない。
バットがボールをとらえる瞬間を見ることが出来ると言っている人もいるが、もちろんそんなことも出来ない。
 しかし、感覚はからだが覚えている。」
~テッドウィルアムズのバッティングの科学~ベースボールマガジン社より

 「ボールをよく見ろ」とか「ボールから目を離すな」とか、こんなアドバイスを受けた経験のある人は多いと思います。果たして本当に見えるのでしょうか。

 最近はトッププロのフォームをスローで確認できるようになったので簡単に確認できますが、打球後スイングが終わっても打点に目線を残しているシーンをよく見ます。実際に1000分の2秒の瞬間を目視出来ることはかなり困難です。
 


 つまり、ボールを見ているというより、顔を残しているということが実際なのだと思うのです。

  いわゆる「ボールをよく見る」というアドバイスよってフォーム最適化のために期待できる効果として次の2つがあります。

①からだが開きにくくなる。
打球方向にある肩がインパクト前に開いてしまうと、脇が甘くなり腰の回転の力が伝わらない結果になります。
肩の開きは顔を残す動作で改善されます。

②頸反射の機能を利用できる。
車のハンドルを両手でしっかりと握り、左にハンドルを切ると、右腕が伸び、左腕が曲がります。この頸反射により顔が右を向くことと右腕の伸びの連動をスイング動作に利用する。

 「ボールをよく見て!」というアドバイスの本当の意味がわかれば、やるべきことへの焦点がはっきりしてきます。

 また、「打撃の神様」テッド・ウィリアムズ選手の「感覚はからだが覚えている」という言葉をヒントに練習で出来ることも思い浮んできます。そうです、練習では、感覚をからだに覚え込ませることが大事だということです。

 
 もう少しいうと、意図を持って感覚をからだに覚え込ませることですね。
 
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