俄かにラグビーが注目を浴びていますね。
あの快挙をどれだけのラグビー関係者が夢に描いていたことか。
マスコミの話題はキッカーの五郎丸選手に集まっていますが、私の注目は何といってもヘッドコーチのエディージョーンズ氏です。
その名を初めて知ったのは、10年前です。当時、私はオーストラリアでテニスコーチをしていました。
スポーツ大国、オーストラリアの源泉を何とか見極めようとしていた毎日でした。そんななか2003年ラグビーW杯が行われ、オーストラリア代表は決勝まで駒を進めました。
その時の監督がエディーさんでした。
http://homepage2.nifty.com/shin-nakaya/11gatu.htm#11-23
ここにも記してありますが、エディ―さんは日本人の母親を持つハーフで、奥様も日本人という方で。
かなり日本に縁が深いです。
そんな関係もあって、約20年前から積極的に日本ラグビーに関わってこられた方なのです。
ラグビーの指導者として世界的にも輝かしい経歴で、そのエディーさんが10年目にサントリーのラグビー部のスパーバイザーとして来日して直接指導したこともありました。
弱小日本ラグビーの指導は歯がゆい面も多々あったと思います。
指導を終えオーストラリアに帰国するエディーさんに、日本のラグビー関係者が質問したそうです。
「エディーさん、我々はこれから何をすればいいんですか」
日本人らしい真面目な質問です。
それに対してエディーさんの答えは、日本ラグビーの指導者には衝撃的でした。
「もうこれ以上練習しなくいいよ」
口を開けて呆然とする関係者を後に、エディーさんは帰国の途に。
――― とにかく練習量だと思っていたのに、、
恐らくテニスもそうですが、練習量においては日本人は世界一なのだと思います。
スポーツの強豪高は毎日6時間から10時間はその種目の練習をしています。
指導者の指示するがままに、休まずただヒタスラ練習をしています。
エディーさんは、その日本人の勤勉さを強みとして活用しつつ、更にメンタリティーを根本から変えることに挑戦しました。
その過程でこなんことを言ってます。
「日本の選手たちはこれまで大学やクラブでの「日本一」にしか興味がなく、それで満足する、ドメスティックな考え方でした。」
日本で一番になることだけを考えれば、ある一定の技術を前提でとにかく練習量を増やして持久力やスタミナで差を付ければ、国内的には結果は残せます。
しかし、世界を考えれば日本人の持久力は、大人と子供くらい違います。海外で、国内で通用した持久力が全く歯が立たない事態を目の当たりにするわけです。
日本人の勤勉さを単純に持久力養成に利用するのではなく、技術改良、フォーメーション構築のために科学的に割り出された練習法に取り組む原動力に利用すべきです。
日本人の母親、日本人の奥さんを持つエディーさんだから、時間を掛けて根気よく出来ることなんですね。
今後も期待してます。
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