アゴスティの世界~快楽の園・見えないものを見る人~ | The Tastes of Life

The Tastes of Life

華梨の美(味)的生活

記事を書いている内に日付が変わってしまい

もう昨日(12月9日)ですが

アゴスティの世界、『快楽の園』『見えないものを見る人』観て参りました

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昨年位から、映画好きな方との交流のお陰で

以前は、5年に1度位しか観なかった(オリンピック以上のレア度)映画をオリンピック

見る機会が増えて参りました

そのきっかけの一つは、3Dブームで3Dグラス

あのアトラクション的な楽しさも盛り込まれたエンターテイメント性に

惹かれている部分も多くありましたフィルム

・・と、今回の現場でご一緒した女性が

やはり映画好きという事で、「吉祥寺なら単館映画館があるじゃない」というお話から

バウスシアターのサイトを見る機会を得パソコンまーくん

そして、見付けたのが

こちらの特集でした

もちろん?浅学非才な華梨にとってはてれ

初めて目にするお名前の監督

早速、調べてみると~ある方のブログ を発見Ameba(アメーバ)

日本では、滋賀ひこにゃんで公開されたきりの

今後果たして東京での、いや日本での公開があり得るのか!?

そして、DVDももちろん未発売という

非常に、貴重な監督作品との事!

イタリアの巨匠と云えば、フェリーニとヴィスコンティ位しか知らずイタリア

(昨日、ベニスに死す観ました映画

芸術映画より明快なエンターテイメント作品を好んで観て来た私ですが

やはり、レアという言葉に惹かれ

この機会を逃すまじと、美術鑑賞気分でバウスシアターへクマダッシュDASH!

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今回の上映は

『快楽の園』と『見えないものを見る人』の二本立てpeace

と云っても、『見えないものを見る人』はアゴスティへのインタビューなどのドキュメンタリーでマイク

30分という短編作品カチンコ

最初に上映されたのは、『快楽の園』

やはり、ヨーロッパ、ましてやイタリアとなれば

ローマンカトリックの厳戒なお国柄大聖堂

現代の私達日本人が持つ、陽気で洒脱なナンパ伊達男seiなイメージの雰囲気とは

かなり違います

ただ・・、そこは?やっぱりイタリア男性(というか、万国共通でしょうか)

厳しい戒律の中でも、なんと新婚旅行初日から結婚。

ホテルの向かいの部屋に居合わせた人妻と、浮気をしてしまうという・・・

( ´゚д゚`)アチャー

あからさまな濃厚シーンではなく、でもそれ以上にエロティックなモノクロを巧く使った表現と

所々、過去の記憶か未来のイメージなのか、はたまた空想・妄想なのか?

戒律が厳しい故の、歪んだ抑圧への反発映像が入り込みリサイクル

う~~~ん!さすがに芸術映画!b( ゚∀゚ )

と、唸ってしまう部分もありました

『見えないものを見る人』の方も、アゴスティのインタビュー映像に合わせ

彼の作ったドキュメンタリー作品を主に紹介して、挟み込んであり

その中にも、今回の企画では上映されないものの

「今時、小2で童貞とかありえな~い!」みたいなノリの、目を疑う様な少年汗(本当に9歳位の子供です)が

ものすごい、ふてぶてしい態度(←もうギャグ並で、逆に気になりますっ)でインタビューに応えていたりと塩さん

アゴスティの持つ、カトリックへの反発心

独自の価値観に沿った、身障者や精神病院、またはこういった異色な相手への

ドキュメンタリー作品を、数多く生み出しているという事でした


さらに、作品上映後は

2枚目の画像のお二人(((´ω` *)(* ´ω`)))

今回のアゴスティ作品を日本に紹介し、字幕も付けられたという

関西を中心に活動されている『大阪ドーナッツ』という団体代表、野村雅夫氏と

その独自の審美眼と、独特の毒になり切らない育ちの良さを感じさせる映画批評で人気の

ライムスターの宇多丸師匠とのトークショーがYO

これがまた、先ほどの作品の謎?を解き明かしてくれ

さらに、全ての作品を制覇したくなる(*゜∀゜)=3!!

面白く興味深いものでした恋の矢恋の矢

なんと言っても、野村氏は

元々イタリア映画を研究、日本に紹介するお仕事をされていたそうですが

偶然、ソドムの市(一万一千本の鞭)で有名な?パゾリーニ監督の命日に、ご当地でパゾリーニ作品を観る

という旅行の際、入った映画館がたまたまアゴスティ所有のもので映画

ご本人と出会い、ぜひ日本に作品を紹介して欲しいという命を受け

現在に至るというもの


そして、今回なんと!

そのアゴスティご本人が、skypでskype

(2枚目の写真の左の方が持っているPC画面にご本人がaya

直接トークに参加!という大サプライズがっ

にわか中のにわかファンですが、これは大感激でしたあげ

キラキラキラキラキラキラキラキラ(∩´∀`)∩ワーイキラキラキラキラキラキラキラキラ

エピソードややりとりの中でも、その愛嬌のあるキャラクターが感じられ

一気に、大好きになりました

ヴァチカンキリスト教から200mの場所で営まれているという彼の映画館

毎週月曜日には、ご本人が現れるという事で

映画学校に通う生徒さんから、往年のファン、通りすがりの方まで

彼に逢いに集うというクラッカー

シアター内よりもロビーが混んでいるなんていう、微笑ましい?エピソードもありました( *´艸`)クスッ♪

日本にも非常に来たがっていた、という事でしたので

ぜひ、現地に行かれる機会があれば飛行機

訪れて、声を掛けてみてはいかがでしょう?スーツケース

私もその機会が楽しみになりました


非常に充実した時間を過ごす事が出来、明日の上映も今から楽しみです

((o(´∀`)o))ワクワク

ちなみに、明日は15時~時計の作品『ふたつめの影』上映後

テーマでもあるイタリアの精神病院について、宇多丸氏のご尊父でもある

精神科医の石川義信氏のトークショーがあるそうですリボン-borderspink






アゴスティの世界(バウスシアターHP)

大阪ドーナッツ