今日で東日本大震災から3ヶ月が経ちました。
まだ行方不明の方、そしてまだ多くの方が不自由な暮らし、そして不安な日々を送られている方が居られるニュースが今日も放映されていました。
震災から一ヶ月位経った頃、小学校の同級生U氏から、何時になくまじめな文面の手紙が届きました。
私たち同級生は辰と巳年生まれなので同級会の名前を「辰巳会」と名づけています。U氏はその会の万年会長
です。私たち同級生、誰もが認めているボスです
読み進めてみると同級生の「S、K」チャンが大船渡市に嫁いでいて震災で、家は全壊状態、ご主人は行方不明
という情報を得ました。「SK」チャンの近くの同級生で話し合って支援金を送って、励まそうと言うことになったから
、この趣旨を理解してくださいというものでした。
中学を卒業して55年の経っています。小規模な学校でしたが「SK」チャンの顔をどうしても思い出せません
しかし、この話を聞いて、胸がつまりました。70歳になってこんな状況に置かれるなんて:::
私も早速、支援金と手紙を添えて、U氏に送りました。何日かしてU氏から電話がありました。早速支援金と手
紙を送ってくれて有り難う。あんな遠くに嫁いで不安だろうね。纏ったら近く同級生で行ってみようと思うという事
でした。
5月の中ごろまたU氏からA4判が入る封筒が届きました。
その中には顔馴染みの同級生とSKチャンが一緒に写っている写真がありました。またU氏を含め男子3人、女子
四人が、4月29日600キロの道程を夜通し車を走らせ大船渡市に行き、SKちゃんに支援金と支援物資をを届け
たこと、そしてSKちゃんの倒壊した家の跡を見たり、避難所の状況が書かれてありました。
また同級生80%に呼びかけ90%のヒトが賛同してくれたことに情の深さを感じ嬉しく思ったことなども書かれてありました
SKチャンのお礼の手紙も添えられてありました。
「皆さんの突然の訪問にとても感激、そして支援金、支援物資有り難う お礼を言いに帰りたいのだけど、まだ夫が行方不明なので、ここを離れる事は出来ない、しかし何時かきっと復帰を成し遂げ、皆さんの所、故郷に帰りお礼をしたいと思います、それまで皆さんもどうぞお元気でいてください」と言う趣旨の手紙でした。
手紙を読んでSKちゃんを支援、励ますつもりだったのに
SKちゃんが復帰し「辰巳会」に出てくるまでは元気でいなくてはと逆に励まされました。」
「SKちゃん」きっと会いましょう。そして「S氏、皆さんお疲れ様でした」