この地では季節の変わりに何かと祭事があり、それに伴い食がまつわってくる。それを義母が昔ながらの行事を先頭に立ってこまめにしていた。明日14日は小豆粥を朝食べる。そして餅をついて、お供え餅の飾り変えをする。またミズキの木に養蚕が栄えるようにと沢山の餅を小さく切って飾る。義母が臥したころから、忙しさにかまけて、この行事も主だったものしかしない
チイチャンが 暮れに「バアバ重箱に入れて食べるのが御節よね、御節には意味があるんでしょう」と言った。省略しようと思った御節も昔から作った御節料理に海老を加えて重箱に詰めた。御餅も臼を出して、子供がつける杵を新調しついた。元旦は御節のことを子供雑誌で得た知識でチイチャンが説明してからたべた。
とっても疲れる作業だが、こんなことをすると子供の頃、母、、姉妹、と31日遅くまで御節を作ったことことや。父が餅つき機を買って親戚の人達とついた、その時の情景までが暖かな感じとして思いいだされた。そんなことも行事をする意味があるのだろう。母や義母がしたようにいかなくても、これからは努めて祭事をしよう。小正月のお飾りのため餅つきの準備をした。
2006,12,30