■がん 大豆という考え方。ゲルソン療法 #豆類 #がん #プロテアーゼ抑制因子 #アルギニン | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

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小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

↑ヒヨコ豆と金時豆

 

ドイツのゲルソンという人が考えだしたゲルソン療法というものがあります。

もちろん、人間のものなので、全部、猫さま ワンコさまに当てはまるというものではありません。

 

ゲルソン博士によると、

「がんは、全身の栄養障害、代謝障害の病気」といわれています。

 

 

日本人のお馴染みの大豆などの豆類には、

 

1、アルギニン

 

猫さまの必須アミノ酸

 

リジン、アルギニン、メチオニン、タウリン、スレオニン、トリプトファン、ヒスチジン、イソロイシン、バリン、フェニルアラニン、ロイシン

 

ワンコさまの必須アミノ酸

 

リジン、アルギニン、メチオニン、スレオニン、トリプトファン、ヒスチジン、イソロイシン、バリン、フェニルアラニン、ロイシン

 

猫さまもワンコさまもアルギニンは、必須アミノ酸です。アルギニンは、免疫を活性させます。

 

2、プロテアーゼ抑制因子

   プロテアーゼ抑制因子は、腸内の発がん物質を抑制します。

 

などが多く含まれています。

 

 

がん治療をしていて、腎臓が悪くなっている子には、豆類はおすすめですね。

 

動物性タンパク質に比べて窒素が少ないからです。

 

がんの子は、肝臓や腎臓が悪くなりやすいので、

1、大豆でできたプロテイン

2、アミノ酸のサプリメント

3、豆乳

 

などもいいですね。