■犬 散歩中 ムカデに噛まれらの応急処置 #ムカデ #犬 #熱め湯で洗う | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

 

 

↑左手が腫れています。触ると痛がるので、カラーをさせてもらいました。解毒の点滴中。

 

野山で散歩するには、いい季節になってきました。

 

そこで、注意をお願いします。

 

この時期、ワンコさまはムカデに噛まれることがあります。

 

知らないうちに噛まれたらということは、あまりないようです。

 

「散歩中に鳴くので、手を見たら、ムカデがポロリと落ちました」と手を腫らしたワンコさまが来院。

 

(症状)

噛まれた直後

1、激しく鳴く。

2、患部を触ると痛がる。

3、ひどい場合は、失禁することも。

4、ぐったりして、その場で動かない。

 

(時間が経つと)

4、腫れてくる。

5、元気がない。

6、または、興奮気味

 

(飼い主さんが出来る応急処置)

1、すぐ抱っこして自宅に連れて帰る。

2、家が遠い場合は、コンビニで熱いお茶を買って、患部を洗い流す。

1、患部を石鹸でよく洗う。

2、噛まれてすぐのときは、42度ぐらいのシャワーで患部を洗う。

4、10分以上は、42度以上にシュワーをかけてあげてましよう。

   あまり熱いとやけどするのでね。

   ムカデの毒は、熱に弱いといわれています。

 5、すぐに病院に。

6、アナフィラキシーショックを起こす場合もあるんおで、必ず病院に連れてきてね。

 2回、ムカデに噛まれるともっと怖いので、そのときは、動物病院で2回めといいましようね。

 

(飼い主さんがやってはいけないこと)

1、傷口を口で吸う。

2、患部を冷やす

 

 (ムカデの毒の成分)

1、ヒスタミン

2、セロトニン

3、酵素

 

(まとめ)

まずは、熱いお湯で洗い流す。

すぐにない場合は、コンビニで熱いお茶買い、患部を洗い流す。

 

 

P.S

写真のワンコさまは、患部を洗い、点滴などを処置をして、歩いて帰りました。

来院時は、歩けないほど手が腫れたいたのですが。