■栄養医学 『軟便難民』を作った獣医界22 サプリメントジプシー | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

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小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

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『軟便難民』になった猫さま、ワンコさまの飼い主さんは、動物病院のところに行っても治らない、そして検査ばかりして、お金もかかる。

それで、サプリメントに走るのは、よく理解できます。

 

でも、飼い主さんが、高額のサプリメントを与えてもそれで、病気を招くこともあるのです。

 

以下のことを考えてください。

1、原材料をよく見てね。

☆ 炭水化物不耐性の子が、小麦や米が主成分のだと、なかなか下痢は治りません。

☆ 猫さまは、大豆由来だと下痢をする子もいます。(サプリメントは大豆由来が多い)

☆ 豚アレルギーの子は、豚が入っているサプリメントだと下痢をする。(プラセンターなど)

 

2、日本製か。

 安価なものにしたいので、中国製のサプリメントで、肝臓が悪くなる子もいます。

 

3、出来ればトクターサプリトを。

  獣医師のことが信用できなくて、ネットで評判を見て、サプリメントを購入する気持ちはよく理解できます。それで、愛猫、愛猫が具合が悪くなっても、選んだ飼い主さんの問題になります。

 

なかなか難しいですが、 かかりつけ医とサプリメントの相談をしてくださいね。