■子犬の育て方 歯の手入れ(オーラルケア) | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

  シニア犬になると、口腔内がドブのようなニオイの子がいます。

  シニア犬だから、こうなるのでしょうか?

 パピーの時期からちゃんとオーラルケア(オーラルケア)をしていただくといつまでも、綺麗な口腔内でいれます。

 

 今回は、生後6カ月までのオーラルケア

 

 赤ちゃんの時期は、歯が生えていません。
 ママのオッパイを吸うために、歯がないのです。生後3週間ぐらいから、針のような細い歯が生えだします。でも、まただ、この時期は、母犬と一緒にいるので歯のお手入れはまだしなくてもいいです。

 

 飼い主さんのところにやってきたときから、歯のケアをしてあげてください。

 生後4カ月頃から、前歯から抜けて永久歯に。小さい歯なので、気がつかなことが多いです。
 生後5カ月から奥歯。そして6カ月ぐらいでほぼ永久歯に。この時期に全部、抜けてくれてないと、あとあと歯周病の原因になりますので。よく見てあげてください。歯が抜けた後、少し血が滲むのですが、ドバドバでなければ大丈夫です。

 パピーの時期から、歯を見る行為、歯を磨く行為をしていただかないと、生後6カ月ぐらいだと、イヤイヤが出てくるのです。
 愛犬が、飼い主さんが、歯を磨く、口腔内を覗く行為は、普通だと思ってくれるようにしましよう。お互い気持ちよく愛犬の歯のケアをしたいものです。

 

 シニア期になり歯周病になり、歯を磨こうとしても、犬にしてみれば「痛いところを触らないで!」と怒るのは当然のことです。

 

 口の中も腸内細菌叢と同じで、善玉菌、悪玉菌、日和見菌がいます。善玉菌を増やすためには、プロバィオティクスなどのサプリメントなどもあります。

バクテリアセラピー

 http://ameblo.jp/vet-manekineko/entry-12031081223.htm
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まずは、歯磨きから。

 

私たちの願いは、ANIMAL BE HAPPY!