また、日本の中学がどういうタイミングでどういう内容の進路指導をするのかもよくわからない。
しかし、中学の帰国生の傾向として、かなり自立心が強く、周りに流されることがないということがわかってきた。
日本で生活していると長いものに巻かれるほうが楽とか、「穏便に」とか、波風をたてないことを大人でも強いられることが多いのに、帰国生はとにかく誰かに言われて行動をおこすことがなく、帰国のタイミングも進路もそれが正しくても間違っていても、自己責任で乗り越えるパワーを持つようになるらしい。
親にしてみれば、ときにふてぶてしく、無謀にみえることだけれども、本人は自分の人生に必要なまわり道と考えるのだろうか、こちらがいくら大人の知恵を授けてもなかなか受け入れてもらえない。
小学校のころは、大人の言うことをよく聞き、うまくできないと悲しくなるような子だったのに、この留学３年間でまるで別人のように成長してしまった。
だからといって、日本で過ごしているほうが良かったかというと、それは親子共にまったく感じていない。
さあ、あと１ヶ月余りの日本の中学校生活はどうなるのでしょう？
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