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スクールフェアには参加していない北米東海岸の高校の説明会へ行ってみた。

寮生は年間500万円近いので、日本からの留学生は1パーセントにも満たない。
ちなみにアジアからの留学生は、留学生の半分を占める。

参加していた10組程度の中高生親子のほとんどがインタビューを申し込んでいた。

1学年だけ留学して日本の高校に編入し、日本の某グローバル大学の推薦をとったという高3の男の子が遊びに来ていたので、雑談してしまったw

私「この学校以外にも留学したんですか?」
子「いや、1年間だけなんです」

私「そっかー、学費高いですよね」
子「ハイ、卒業までは無理です」

私「留学していたときは、日本人いましたか?」
子「自分の学年はいなくて、上の学年に一人ずつ」

私「ああ、じゃ、学校の友達と日本で集まるとかって感じじゃないですね」
子「そうですね」

私「同窓会も現地だけですね」
子「自分は卒業もしてないから、あまり呼ばれないです」
私「ああ、そかぁ」

日本の教育費は幼稚園から大学まで私立コースで2000万になるそうだが、高校4年間だけで2000万ていうのは、うちの3兄弟にはちょっと無理でしょう。

日本以外のアジアの留学生が多いことについては、うちの長女と同じく、彼なりに苦労があった様子だった。

学校紹介では民族を超えたファミリーだとか、フレンドリーな人間関係だと言っていたけど、やっぱりアジア人同士がつるみがちになったり、顔立ちがアジア人なら、アジア同士で仲良くすれば?という空気はどの学校にもあるんだなーと思った。

いくら良い進学校といっても、日本人が学年に1人ぽっちで卒業っていうのはキツイと思う。

彼は、西海岸の大学で研究することがとりあえず目標だそうで、その大学と提携している日本の大学に進学することにしたのだそうだ。
コスパを優先するなら、今の時代はこれがベストだと思う。

長女は中3にしてボーディングスクールに留学はしているものの、高校卒業までいるべきか、海外大学に進学すべきかは検討の余地があり、人にも勧められるような段階ではないところである。

しかし、今日の雑談で確信したことは、たとえ1年でも留学経験があれば、その子の人生は外向きになるということである。

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