長女が生まれたころの親子留学や英語のプリスクールは、まだ珍しいほうだったけれど、21世紀になってからの少子時代であっても幼児の英語教育は成長していると思う。
かつて英語のCDやビデオテープなどの入手は大変だったけれど、いまやインターネットで英語圏の子供たちが視聴するコンテンツをそのまま入手できるので、大人も幼児も英語や外国語に触れる機会が格段に増えていると思う。
つまり、かつては親子留学したり、英語の先生と出会わなければ習得できなかったことが、今はインターネットで大体の経験ができる。
うちの2才の長男はiPad使いなのだが、Youtubeで繰り返し見ている映像に、チャイニーズの親が2才ぐらいの子に英語で色を言うと、子供がその色のおもちゃをタッチするというやりとりがある。
つまり長男は、間接的にその映像の親から英語の色を教えてもらっているのだ。
うちのお姉さんたちにも是非こういう学習をしてもらいたい(笑)
このように手軽に英語に触れられる時代なのだから、かつての目的であった語学学習は、いまの子(人)たちには手段になっている。
スポーツや音楽を習おうとしたらたまたま英語で指導していたとか、そういうツールになってきているので、「受験英語」っていうものの寿命が迫っているように感じられる。
長男の子育てをしていると、幼児の英語教育は習うから慣れるになってきているのを実感する。
語学として習わなくて良くなると、どういうシーンで何を言うべきかということのほうが大事になってくる。
つまり、「ありがとう」するときとか、「ごめんなさい」を言うときとか、「ください」とお願いする状況がわかることのほうが大切になる。
発音やお手本は、赤ちゃんが母国語を吸収するのと同じくらい生活の中に氾濫している時代だと思う。
だから今のお母さんは、もう子供たちに英語をわざわざ習わせに行くことが減ってきていると思う。
子供たちは機関車トーマスでもチャギントンでも、年齢に合ったコンテンツを自分で選べるのだから。
うちはまだ2才だから、母国語と外国語という住み分けがあいまいである。
小学校に上がるころには、
「英語で言われるとちょっとわからないよー」
という場面もあると思う。
それでも子供たちは、たくさんの外国語に触れながら成長していくと思う。
チョイスが増えてきたのなら、より美しい言葉、内容のすぐれたテキストを見つけてあげられる。
子供たちと競ってコンテンツ探しを楽しみたい。
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