アメリカでもあまり人気のない大学は学生確保に必死で、優秀な学生には留学生にも奨学金を出してくれる。
先日、長女の帰国前に北米に旅行した家族が、長女の学校と近隣のボーディングスクールを訪問してくれた。
近隣のボーディングスクールは、構内にアクティビティの施設が整っているため、学費も今の学校より100万円ぐらい高い。
北米では大学進学準備をきっちりやってくれれば、あまり贅沢なアクティビティは不要かなーと思っていたところだが、後日、アドミッション・ディレクターから「Dear Sachi-san」というフレンドリーなメールをいただいた。
そこには、
「今年の秋からの入学もまだ間に合いますよ。そして特別奨学金の約100万円にも申し込むことができます。」
と書かれていた。
すごいなー、それって馬術場とかがついてくるってことだわ。
日本からの留学生を確保したいのかなーとも思う。
長女にしてみれば、まだ北米に渡って半年。やっと多国籍な友達作りができたところなのに、転校っていうのはさすがにあり得ない。たとえ馬術場つきでも!
今回は時間的にその一校しか訪問できなかったのだが、この調子だともしかしたら、他のボーディングスクールでも直談判すればいろいろな特典を引き出せるかもしれない。
日本の私立校でも特待生とかあるから、似たようなシステムだと思う。
日本では文科省や都立高などが、ようやく国際化に動き始めているけれども、私立校のほうが経営リスクがある分もっと早くから国際化に取り組んでいて、生徒確保の国際競争が始まっているのだと思う。
学校の国際競争は、日本の生徒たちにとって良いことなのか、親の時代よりたいへんなことなのか。
100万円だの馬術場だのアドミッション・オフィスからのメールをドキドキしながら読み返している。
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