遂にJ2リーグも残り４試合となり、J1自動昇格となるリーグ２位以上決定まで大手となりましたが、僕的にはここから本番だと思っています！！３位の京都サンガとは勝点８差がありますが、３日には決まらないでしょうし、おそらく１０日の京都サンガ戦でも無理だと思っています。冷酷な事を言って申し訳ありません。
簡潔に言うと、京都サンガが１１月３日・第３９節のヴィッセル神戸戦で勝つでしょうし、１１月１０日のガンバ大阪戦にも勝って関西ダービーを連勝し、リーグ９連勝で突き進むと当ブログ的には予想しています。やっぱり今の京都は強いし、チーム力という観点から言うと神戸やガンバよりもシーズンを戦う毎に着実にチカラが付いて来てますから！！
ただでさえ今季の開幕戦で最前線からの連動した激しいプレスでボールを持つ事もままならないという悲惨なまでにチーム力の差を見せつけられた、というゲームをホーム万博でやったので・・・・。もちろんガンバもシーズンを経て熟成してきたとはいえ、J2ではそんな京都が最もシーズン中に伸びて来たチームでしょう。それが現在の７連勝に繋がっているでしょうし、大木武監督の就任以来、一昨年も昨年も終盤になって連勝街道を走り、一昨年のシーズンは天皇杯決勝まで進出してもいますので。
３５試合１０ゴール１１アシスト
～最近出場９試合８ゴールの横谷
もっとも、その京都の終盤に来ての連勝街道の原動力となり、今季１年間通して”彼のチーム”と言われるぐらいの活躍を見せているのが、ガンバからのレンタル移籍であるMF横谷繁。実にここまでリーグ３５試合（先発３３）２７９８分間の出場でチーム２位の１０ゴールとリーグトップの１１アシストをマークする大車輪の活躍。ポジション的にも【４－４－２】のボランチや【３－５－２】のトップ下、【４－３－３】の３MFを経て、現在は【４－３－３】のCFのようなポジションを取っています。ポジションは変わっている今季の横谷ですが、役割としてはセットプレーのキッカー全てを任されている事と同様に、ピッチ内での役割はほとんど変わらず、周囲が横谷にラストパスを出す、出させる崩しや仕掛けを用意してくれています。
現在はCFですが、宮吉拓実や駒井善成、山瀬功治といったドリブルに優れたシャドーストライカー型のドリブラーが多い事とスイス・ヤングボーイズにシーズン途中で移籍したFW久保裕也の穴を埋める役割を現在の横谷は任されており、天皇杯３回戦のJ1鹿島アントラーズ相手にも１人で個人技で打開しての強引なゴールを挙げています。その天皇杯を含めると最近の出場９試合で８ゴールという無敵ぶりは宇佐美と同じくらいの結果を残しているという事。もちろん身体能力が高い事からポストプレーを任される事が多いとはいえ、ゲームメイクに絡むプレーをしていますし、まさに”横谷のチーム”化しています。
ガンバのフロント最大の仕事になる可能性も！？
そんなJ2MVP候補にも挙がりそうな横谷が所属元のガンバ大阪戦には出場できない、という契約条項を入れたフロントの仕事は、実は開幕前のレアンドロ＆家長などの主力残留、宇佐美とロチャというシーズン途中での大型補強以上に大きな仕事になるかもしれません！！今の京都に勝てるとしたらガンバがどうこうというよりも、横谷の穴を京都がチームとして埋められなかったってなるでしょう！！
彼がこんな幸せな笑顔でいてくれる事は嬉しいのですが、ゴールもアシストも２桁を記録できるようなMFってホントに２０代中頃の遠藤ぐらいなので、文字通り”ポスト・遠藤”だったんだな・・・って来季ガンバ復帰はないと考えておりますので・・・もったいなかったなって思う次第であります。
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