Jリーグ第15節、コンサドーレ札幌VSガンバ大阪【J特】 | ヒロ・ゴラッソ

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万博に集いし青と黒の戦士

コンサドーレ札幌0ー4ガンバ大阪

【ガンバ大阪】パウリー二ョ(16分)、倉田(26分)、遠藤(35分)、武井(93分)

安定したポゼッションでバイタルエリアを巧みに使って完勝!!後半は”省エネ”にも成功し、来週の大事な2試合に繋げる快勝劇でリーグ7試合ぶりの勝利☆

ガンバ大阪 (Jリーグ第15節、VSコンサドーレ札幌)

11パウリー二ョ 20佐藤晃大
14倉田秋 10二川孝広
7遠藤保仁 17明神智和(CAP)
4藤春廣輝 27内田達也
15今野泰幸 2中澤聡太
  29木村敦志  

【選手交代】73分、MF7遠藤保仁☛MF23武井択也

       77分、MF10二川孝広☛MF13寺田紳一

       80分、FW11パウリー二ョ☛MF25阿部浩之

【ベンチ入り】GK1藤ヶ谷陽介、DF3金正也、MF6横谷繁、FW37李昇烈


  勝てないガンバは
 W杯予選で中断され、3週間ぶりのリーグ戦となったホーム・浦和レッズ戦でも逆転負けし、リーグ6試合・公式戦9試合勝利なし。本日はレッズ戦は代表戦で3試合連続スタメン出場したMF遠藤・DF今野をベンチスタートとしたが、その2人をスタメン復帰させた2箇所の変更でスタート

【相手チーム状況~コンサドーレ札幌】
 今季からJ1昇格したものの、ここまで14試合でたった1勝の勝点4で最下位。
さらに五輪代表候補の10代の新鋭DF奈良や攻撃の軸となるFW前田俊介等、怪我人が11人を超えているという異常事態。怪我人でチームベスト11組める、と冗談でも笑えない危機的状況と圧倒的な戦力不足に悩まされている。現在さらに5連敗中。17位ガンバとは”裏天王山”。
【マッチレポート】セットプレーを効率良く活かし、相手のカヴァーリングの弱点を突いた2トップの動きが冴えて3点リードの前半。
 開始から相手裏へ抜ける佐藤へのロングボールで攻撃に”深さ”を作ったガンバが主導権を握る。特にサイドへ流れる2トップが起点となり、そこからCKを多数獲得してセットプレーを活かしていく攻撃が機能する。

 16分、左CKからニアサイドで相手DFに当たったボールが中央でパウリー二ョと競り合ったDFに当たってオウンゴール。公式記録はパウリー二ョとなる喜び方の上手さでゴールを盗んだ。0-1。

 26分には安定した中盤でのビルドアップと幅を効かせたポゼッションから、ゆったりとしたパスワークながらも、中央が薄くなっていた隙に入って明神からのパスをバイタルで前を向いて受けた倉田のミドルシュートが豪快に炸裂して0-2。

 35分にはゴール中央やや左よりの近い位置からの直接FKを遠藤が壁のない位置に的確に強く蹴りワンバウンド含めた強烈なキックが逆サイドに吸い込まれて0-3。

なんとなんと前半だけで3得点。しかも10分おきのゴールと時間帯の良い得点の取り方と効率の良さ。
 ゴール以外にも、相手のカヴァーリングが悪く、2トップが相手CBと2VS2の状況を作る場面が多く、佐藤がエリア内で受けてスクリーンしながらの決定的なシュートを放つ場面もあるなど、終始ガンバペースでゲームを進め、前半だけでシュート数12本と圧倒☆


 過密日程を見越した”省エネ”成功。

3点リードをもらった後半は、シュート5本だけしか放たなかったように、(しかも直接FK2本)”ヒトは動かずボールを動かせる”ガンバらしいポゼッションで点差を活かしたゲームコントロールを遂行。
 低い位置でボールを回して相手プレスをいなしては数的優位を作り、逆サイドへ展開などなど、上手く交わして試合を進め、後半半ば過ぎ辺りからはMF遠藤等を交代させて温存。来週のホーム連戦となるとはいえ、ACL出場組である名古屋・柏との連戦に向けて温存策を取り、成功。

 さらに、その交代で入った阿部が果敢に仕掛けて、これまた途中出場の武井がロスタイムに阿部からのお膳立てを長い距離走って受けてのミドルシュートを決めて0-4と完勝!!

今日の勝利は当たり前と、セットプレーからの2点を有効活用出来る運にも恵まれた。その中で、後半は”省エネ”にポゼッションを優先して”ヒトでなくボールだけ動かすポゼッション”を浸透し、遠藤等主力を温存させれた事も、来週の過密日程に向けてプラスになったはず!!やっと上を向いて行けるだけに来週の強豪との2試合が大事です☆

では、最後に個人採点をお楽しみください☆
スタメン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
GK木村敦志6.0特に脅威を感じる事もなかったが、終盤の放り込みにも冷静に対処して完封達成は大きい☆

DF内田達也6.5丁寧なワンタッチパスでビルドアップの起点となり、右サイドから組み立てて、左サイドで崩す、という従来のガンバとは逆の攻撃を多数引き出した☆

DF中澤聡太7.0大島との空中戦も完勝!!”蒼の城壁”復活☆

DF今野泰幸6.0読みの利いた守備で事前に相手攻撃を防いだ。が、そもそもマークする選手もいなかった。

DF藤春廣輝7.0遠藤・倉田からの裏へのボールはほとんど彼へ。前半は攻撃参加の回数というよりも殆どウイングのような位置取りから攻撃を仕掛けた。後半も慎重にゲームを運ぶ中で後ろから一気に出ていくスピード溢れる攻撃参加でアクセントとなる☆



MF明神智和6.0遠藤・倉田の運動量の豊富さと、二川・内田を含めたビルドアップの正確さ、技術の高さを計算に入れてのポジショニングで試合を引き締めた!!
MF遠藤保仁(73分まで出場)8.0ボールを持った時の的確なパスや直接FKのゴールもさる事ながら、攻守の切り替えの速さとエリア内へ入っていく迫力ある飛び出しなどボールのない所での動きが際立ち、快勝に繋げた。最後は御役御免で交代し、過密日程に準備。

MF二川孝広(77分まで出場)6.0遠藤からの縦パスを受けてはタメを作って内田とのパス交換などからポゼッションを高めてゲームをコントロールした☆
MF倉田秋8.0相手2ライン間でのギャップを突くパス受け、ターン、スピードのあるドリブルでの持ち込みと仕掛けを継続的にフルで披露☆運動量の豊富さがここ5試合程際立っているのは意識の変化か?凄い!!


FWパウリー二ョ(80分まで出場)6.5相変わらずの独善的ながらキレキレの身のこなしで相手DFを抜き去り、積極的にシュート、チャンスメイク!!ゴールしたように喜んだけど、当たってないでしょ(笑)

FW佐藤晃大6.5前半から高さに関係なく相手DF裏へ出されるボールに対して反応・要求し、収めては起点となった。しかし、自らのトラップミスでシュート機会を失う場面はまだまだアリ・・。

途中出場・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

MF武井択也(73分から出場)6.0無難に試合をこなす展開の中でスムーズにゲームに入り、ロスタイムに長い距離を走って豪快克つ難易度の高いミドルシュートでゴールも記録☆

MF寺田紳一(77分から出場)5.5恥ずかしいくらい弱いFKを蹴ったが、終了間際に鋭いミドルを放ったり、カウンターからゴールも狙った。
MF阿部浩之(80分から出場)6.0強烈なFKでポスト直撃弾、4点目のアシストとなるタメ、パスも良く、短い時間でアピール成功☆

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2011Jリーグ特命PR部員 hirobrown