ガンバ大阪、全選手の個別記録・採点&寸評【J特】 | ヒロ・ゴラッソ

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(by副業サッカーライター=hirobrown)
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タイトル奪還をかけるべく挑んだ昨季は最終節までリーグ優勝の可能性を残しながら2年連続の無冠に終わりました。天皇杯でも早期敗退したガンバは10年に及ぶ長期政権を築いた西野朗監督の契約を更新せず、ブラジルで将来を嘱望され始めた若手監督であり、現役時代は日本代表でもプレーした呂比須ワグナー氏の招聘に動きました。しかし、ブラジルでの実績が考慮されずにJリーグで指揮を執るためのライセンスを認可されず。呂比須の師匠でもあるジョゼ・カルロス・セホーン氏を監督に据えての”二頭体制”で今季のスタートを迎えました。

 10年に及ぶ長期政権の終幕を迎えた事による選手の入れ替えも激しく、実に14名の選手が加入した一方で、13選手の退団がありました。退団した選手の中には西野ガンバを象徴する主力DF山口智やMF橋本英郎といった選手や、若手主力級のDF下平匠やFW平井将生、外国籍選手も昨季チームトップの15ゴールをあげたFWイ・グノを含め、ラフィーニャ以外の外国籍選手3人が退団しました。それを補う形となったのが、日本代表の主力DF今野泰幸、Jリーグで実績を残すFWパウリー二ョ。また、レンタル移籍によりレンタル先で主力を担って成長を遂げたMF倉田秋、MF寺田紳一、DF丹羽大輝が復帰。新人選手もユースから3人、大学から1人が加入。また、呂比須の人脈からDFエドゥワルド、DF沼田圭悟も加入。韓国から代表クラスのFWイ・スンヨルも加入してのスタートとなりました。

 キャンプでは選手の運動量や健康状態を逐一確認出来る1つ4万円するGPS機能付きのバンドを導入したり、呂比須の指導で大声をあげて練習するという”ガンバらしくない”活気溢れる練習模様もあり、期待された部分もあったものの、開幕から公式戦5連敗。クラブはセホーンー呂比須体制の解任を発表。新たに監督となったのは”ミスターガンバ”松波正信。Jリーグ創設元年からクラブに在籍する彼がいかにガンバを立て直すのか?松波さん就任後も結果も内容も安定せず、ACLでは1勝5敗で2006年以来のグループリーグ敗退。しかし、試行錯誤を重ねる青年監督の下でリーグ2連勝を飾るも、以降公式戦7試合未勝利で中断期間を迎え、現在リーグ16位でJ2降格圏内。

 そんな慌ただしいシーズンを過ごす選手達の記録を掲載致します。お楽しみ下さいませ☆

※尚、評価は当ブログでの採点を平均化したものです。ナビスコカップ、天皇杯はフルタイムで試合を観れない可能性大なので採点はしません。ご理解ください。

では、GKから、

GK

藤ヶ谷 陽介
1藤ヶ谷陽介 31歳

リーグ8試合(先発8)720分20失点、評価5.22

ACL5試合(先発5)450分11失点、評価5.42

西野前監督も「身体能力は代表クラス」と評しましたが、現在まで日本代表に召集はありません。パフォーマンスもジェルソンGKコーチのおかげか?以前よりもしっかり踏ん張りが最後まできくような1対1で強さを発揮してます。ハイボールは日本人GKにはない強さを以前から持っていたので、「ガンバ大阪最後の砦」に今後も期待したいと思います!!※昨季は公式戦全試合フルタイム出場も、先月の鹿島戦で5失点&大失態を侵して控え生活に。

武田 洋平

22武田洋平 24歳(新加入)

出場機会なし

今季清水エスパルスからレンタル加入した190cmの長身GK。昨季は新潟へもレンタル移籍して出場機会を得たものの、大きなインパクトは与えられずにガンバへ加入。プロ入り後の実績ではガンバでは2番手だが・・。ここまで2度のベンチ入りも以降はサテライト戦でも出場機会がない日も・・。

木村 敦志

29木村敦志 28歳

リーグ4試合(先発4)360分5失点、評価5.88

ACL1試合(先発1)90分2失点、評価6.50

風貌から「浪速のブッフォン」と呼ばれています。彼の特徴は飛び出しの上手さでしょう!!プロ入り10年目を迎えますが、これまで公式戦出場は3試合のみ。しかもリーグは未だにゼロという厳しい状況。松代さん曰く「トップの試合に出られなくても常に腐らず準備をし続けている」として、「能力、人間性ともに申し分なく、将来の守護神になれる選手」※昨季公式戦全試合ベンチ入りも出場なしに終わる・・・※藤ヶ谷の大失態により、ACL浦項戦よりスタメンを任されると9年間の不遇の時代から解き放たれた人生を賭ける想いがPKストップを呼び、以降は新守護神となって失点減にも務めている。プロ10年目にして初のリーグ戦出場を果たした。

田尻 健

31田尻健 18歳(昇格)

ユースからの昇格。上背はないが、的確なコーチングや足元の技術でアピール出来るGK。でDFと連携してゴールを守る。同期昇格した西野&稲森と共にトップデビューを狙う!!

DF

【センターバック】

中澤 聡太

2中澤聡太 29歳

リーグ12試合(先発12)1080分1ゴール、評価5.19

ACL6試合(先発6)540分、評価5.07

度重なる代表クラスのDFの加入にも負けずにレギュラーを奪回してきた”雑草”型DF。空中戦ではあの闘莉王にも負けない強さを誇る。持ち前の闘争心とひたむきさ、ルックスはもちろん、ブログも面白いし、色んな魅力をもった彼だからこそ応援したいです☆キャプテンに推したい選手です☆

※昨季公式戦7ゴールを記録した点取り屋??※今季チーム唯一の全公式戦フルタイム出場を続ける。

金 正也

3金正也 24歳

リーグ1試合(先発0)13分、評価6.50

昨季、開幕直前のCB陣の相次ぐ負傷により、開幕スタメンを飾ったのはこの駒澤大学から加入のルーキーでした☆統率力のある智さんとのコンビだった事もあり、自信の持ち味である空中戦や対人マークに集中できる環境を得たことで、しっかりとACLとJリーグともに開幕戦を勝利に貢献。しかし、ACL2節のアウェイの天津戦の途中で智さんが負傷交代してからは仕事量が変わり、全くいいところなし。

 彼が定着すれば長年のチームの懸念事項だったCBの層の薄さと高齢化を解消できるので期待は大きい☆※智さんの出場停止による昨季リーグ33節で先発し、ロスタイムの大ピンチ、エリア内でのスーパータックルなど西野監督の万博ラストマッチの完封勝利に大きく貢献☆※今季第6節川崎戦でボランチとして途中起用されて、バイタルエリアのケアと相手のパワープレイ対策を無力化する空中戦の強さを発揮し、見事に勝利に貢献☆尚、ACLでは在日枠で外国籍選手となるため、”5人目”の彼は登録されていないため出場出来ない。

丹羽 大輝

5丹羽大輝 26歳(レンタル復帰)

リーグ3試合(先発3)270分、評価5.17

ACL3試合(先発1)140分、評価5.50

2007年から徳島・大宮・福岡とレンタル修行から6年ぶりに復帰。その間、J1J2合わせてリーグ150試合以上経験し、福岡ではレンタル契約選手ながらも主将を任されていた。上背はないとはいえ、身体能力は高く、実践経験を積んだ中でどこまでガンバで通用するDFとなったかに注目が集まっている☆キャプテンシーやDFライン全部とボランチもこなせる柔軟性も持つ彼のチカラはシーズンの何処かで活きるはずだがどうなるか?※加地の欠場により右SBとして起用され始めたが、攻守共に目立つ活躍はなく、横浜戦ではPK献上し、鳥栖戦からは先発を外された。

今野 泰幸

15今野泰幸 29歳(新加入)

リーグ12試合(先発12)1080分1アシスト、評価5.31

ACL5試合(先発5)450分、評価4.83

日本代表で守備の要として活躍する選手が主将を務めたFC東京より加入。2006年オフからラブコールを送っていた待望の”待ち人”。共に代表でもセンターラインを組む遠藤とのホットラインが期待されるが、それより前に退団した重鎮・山口智の穴を埋められるのか?俊敏性を活かした出足の早いチェックからのインターセプトと、技術面の高さを活かしたビルドアップへの積極的な参加で評価されるリーグ屈指のDFの未来は果たして!!現在まで、前所属のFC東京は彼の穴を感じさせずにACLで好調維持。ガンバは・・!?。と思っていたものの、最近やっとフィットしてきた模様。ですが、智さんよりもビルドアップ能力は低いでしょうね。マスコミの”今野の加入で守備力大幅アップ”という短絡的な記事や紹介は無視して下さい!!

西野 貴治

26西野貴治 18歳(昇格)

出場機会なし

今季ユースから昇格した187cmの長身を活かしたCB。ユース在籍時からサテライトの試合にも常時出場するなど多少プロの水も知る選手。化ける可能性ありの身体能力を持つDF。※ステップアップリーグのセレッソ戦で相手の豪華な攻撃陣を完封するのに貢献☆彼はかなりの逸材と見ますが、未だベンチ入りすらなしとは・・・。

内田 達也

27内田達也 20歳

リーグ1試合(先発1)90分、評価5.50

ACL1試合(先発1)90分、評価5.50

3年目を迎えたユース出身の「宮本恒靖の後継者」。U-17代表でもキャプテンを務めた選手。ただ身体能力に乏しく、高レベルのカヴァーリングとビルドアップに積極的に絡める足元の技術を生かすためにボランチも視野に入れる。昨季第12節新潟戦で智さんの負傷により急遽公式戦デビュー。落ち着いたプレーで勝利を呼び込み、ACLラウンド16のスタメン抜擢も敗退。以降のスタメン出場試合も未勝利に終わり、復帰した智さんとスタメン交替も、その後ベンチ入り多数経験。天皇杯でもJFL首位を完封☆※天皇杯・水戸戦では全失点に絡み、以後の公式戦ベンチ入りできないくらいの低調なプレーに終わる。

今季も怪我からスタートして苦しい状況下、サテライトでもルーキーCB二人が加入した事で、CBが7人いる状況下、彼はボランチや右SBとしての起用が続いていたが、ACLの消化試合で好パフォーマンスを見せ、先日の鳥栖戦で右SBとして今季リーグ初出場し、得点にも絡んだ。

稲森 克尚

28稲森克尚 18歳(昇格)

出場機会なし

185cmという身長よりも、左足フィードとポジショニングで勝負するユースから昇格のCB。左SBにも対応可能もそちらは候補者多数で望み薄か?西野くんと共に期待を持てる強さもある事と、日本では希少な左利きのCBという事で、今後の成長を見守りたい選手であります☆

【サイドバック】

藤春 廣輝

4藤春廣輝 23歳

リーグ12試合(先発12)1080分2アシスト、評価5.81
ACL5試合(先発5)450分、評価5.08

大阪体育大学から加入2年目の左サイドバック。突っかける積極的なドリブルや豊富な運動量、スピード、アジリティなど、SBとして恵まれた能力を持っている選手。昨季、当ブログ的に”最も期待している選手”でした。リーグ福岡戦で先発デビューも、消極的なプレーに終わり、以降はベンチからも遠ざかりました。※中盤戦でタクミの負傷離脱から久しぶりにスタメン出場!!FWへのミドルパスや、積極的な上がりやカットイン、ミドルシュートなど持ち味を見せた!!9月は全試合スタメン出場し、スピードと運動量でミスをカヴァーする姿勢やシュートを積極的に狙う姿勢も見せ、山形戦でプロ初ゴールを記録☆※タクミを越える出来でレギュラー奪取。重要なゲームでのアシストも記録したり、相手CKからのカウンター時に50m5秒台の快速を最大限に活かす”藤春カウンター”も冴えてレギュラー定着。快速を守備にも活かせるようになった☆ ※今季は智さんや西野監督の退団で持ち味を活かせるように助けてくれていたメカニズムが機能麻痺を起こすも、すでに2アシスト記録し、新チームでの連携も徐々に取れてきた☆

加地 亮

21加地亮 32歳

リーグ8試合(先発8)720分1アシスト、評価5.39

ACL5試合(先発5)400分、評価5.17

 播戸の退団で表舞台でも笑いを勝ってでるか?(笑)

すでに数試合欠場し、相変わらず欠場時した際の穴の大きさを痛感させられる存在。自身のサイドだけでなく、センターバックのカヴァーも行うなど鉄壁であり、ガンバで最も安定したパフォーマンスを見せる。自身の身体のケアも完璧なぐらい時間かけてケアするため・・・9時から練習なら6時台には練習場に来ているらしいです、ハイ。何でも汗っかきで、水分補給を丹念に行い、練習前にトイレに2回行って意味ないとか・・(笑)

 ヘアスタイルも変えて、ますますサラリーマンみたいに(笑)※ACL第5節で負傷し、中断明けの復帰を目指す。

エドゥワルド

30エドワルド 23歳(新加入)

出場機会なし

呂比須が指揮したパウリスタから加入の左SB。精度の高い左足からのクロスを期待される。「両サイド出来るSB」との評価で加入したが、実際は本人も語る通り、「右サイドをやった事がある」だけ。開幕前に骨折している間に、彼を招いた呂比須も山本強化部長も去った今・・どうする?再び骨折し、夏には退団濃厚。

沼田 圭悟

33沼田圭悟 21歳(新加入)

ACL1試合(先発1)90分、評価6.00

高校卒業後、3年間はブラジルでプレー&留学。昨年呂比須が指揮したパウリスタのテストを合格するも怪我により契約に至らなかったが、手薄なSB陣の補強のためガンバでテストを受け、晴れて合格。テストとなった練習試合を観ましたが、位置取りが低く、重心の低い左SBですが、ハングリー精神旺盛のため、運動量豊富で激しいプレーができ、左足の精度もまずまず。守備能力の高いSBとして面白い存在であり、サポーターにも人気のある好青年は、ACLの消化試合でデビューし、積極的な好プレーを披露。

MF

横谷 繁

6横谷繁 25歳

リーグ2試合(先発0)43分、評価5.75

 06年にユースから昇格した「G6」の生き残り。昇格当初は「ポスト・遠藤」と目されてきたが.............レンタル先の愛媛FCでは2年間レギュラーを張り、ボランチもサイドでもプレイできる柔軟性と試合勘を養った。

しかし、現状はMF陣の序列では最後尾に位置している状況。※昨季中盤戦からスペースでボールを受ける事が多くなり、展開をスムーズに、より速く行えるようになり、持ち味である技術力やダイナミックな攻撃参加能力を上手く発揮し始め、何かを掴みつつあるように感じます!!身体能力も高く、得点力もある選手なので、大化けの可能性があり、背番号も今季から【19】から【6】へと昇格☆※松波政権下では身体能力の高さとキープ力を活かしFWで起用される機会が多いが、現在は細かい負傷が多く、試合出場から遠ざかっている。

遠藤 保仁

7遠藤保仁 32歳

リーグ12試合(先発12)1080分2アシスト、評価5.65

ACL4試合(先発4)360分1ゴール、評価5.40

「全てはここから=マスター・オブ・ガンバ」 ボールは自然と彼の足元へ集まる、不動の司令塔。W杯を意識していた一昨年とは違い、昨季は序盤からワールドクラスのパフォーマンスを維持。しかし、PKに関しては年々失敗が増えており、代表ではキッカーを本田圭佑、ガンバでもラフィーニャに譲った。

※CKに精度が戻った昨季10アシスト記録。しかし、終盤戦は怪我の影響でセットプレーどころか、ロングキック出来ない状態・・・・※それでも随所に光るプレーで代表クラスを感じさせた☆※何かと不振が続いている今季のガンバにあっても安定したパフォーマンスを維持。今野の加入により、代表でのプレー同様に低い位置でのプレーが増えている。

佐々木 勇人

8佐々木勇人 29歳

リーグ7試合(先発1)160分、評価5.67

ACL4試合(先発2)183分、評価6.00

ガンバでは珍しいストロングポイントとなるスピード抜群なドリブル突破は一人でフィニッシュまで持ち込めるほどのスピードとパワーを発揮。シュート力も◎

 途中出場でゲームの流れを変えるだけでなく、ゴールも記録するなど印象的な活躍が続く!!『天皇杯男』という名前も持つ。そういう目に見える結果を残してきた彼に、新体制はレギュラーとして起用する意向を持ったものの、開幕直前に怪我し、スーパーサブへ戻っている。※昨季は先発機会は少ないものの、リーグトップクラスの8アシストを記録した。※横浜戦で怪我し、症状が気掛り。

二川 孝広

10二川孝広 31歳

リーグ7試合(先発6)457分1ゴール、評価5.56

ACL5試合(先発3)260分1アシスト、評価5.33

 スタメン外される数も多くなってきた「ファンタジフタ・イニエフタ」。独特のボールタッチから繰り出すスルーパスでスピード系のFWとの連携の良さからアシストを量産するテクニシャンも三十路。運動量の低下が著しく、調子の波も試合により激しい。しかし、彼が躍動している時間帯こそが、ガンバがガンバらしいパスサッカーを展開している時でもある☆

 ※技術面よりもハードワークに重点を置く選手の活躍もあり、絶対的なレギュラーからは外れている状況になってきたが、ガンバスタイルに彼の活躍は必要不可欠も、契約更改で大幅ダウン提示を受けたものの残留。※松波政権下ではすでに3試合のベンチ外にあっているが、調子は悪くはない。西野監督就任のヴィッセル神戸からオファーがあれば怖い・・

寺田 紳一

13寺田紳一 26歳(レンタル復帰)

リーグ7試合(先発6)438分、評価5.43

ACL3試合(先発1)125分、評価5.50

横浜FCへの2年間のレンタル移籍から復帰したユース出身天才肌のMF。柔軟なドリブル、独特なパスセンスを合わせ持ち、ミドルシュートにも強烈なモノを持つチームきってのテクニシャンも、ガンバでは2008年から原因不明の病気や怪我にも悩まされ出場機会激減。横浜ではボランチとしても新境地を開拓したり、カズさんからキャプテンマークを任され、プレー範囲と経験を加え、今季ガンバで勝負を誓う☆※僕は、彼がフタさんから【10】を奪う、と予想しており、2006年に彼の【20】のユニフォーム購入しました☆※今季レンタルから復帰した3選手の中では最も変わった選手ではないでしょうか?スタミナが持たないのが問題ですが、運動量豊富にボール際を”戦える選手”に。清水戦の快勝も彼の変身ぶりが大きかった!!

倉田 秋

14倉田秋 23歳(レンタル復帰)

リーグ11試合(先発7)647分2ゴール、評価5.14

ACL3試合(先発3)238分1ゴール、評価6.17

J2千葉で1年・J1セレッソ大阪で1年のレンタル移籍から復帰したユース出身MF。高い技術力と運動量を融合させ、この2年間は本職のボランチでなく、ウイングやシャドーなどアタッカーとして起用され、それぞれの所属先で8ゴール・10ゴールと結果を残しレギュラーとしてプレー。数多くレンタル移籍をしていくガンバユース出身者の中で最も成功した選手。今後のチームの立て直しを牽引する活躍を期待されている☆※しかし、自身のボールロスト後にも全く追わないチームプレイを欠いた動きには賛否両論。宇佐美や外国人選手と比べて、ハイリスクをかける上でのリターンが少なすぎる。つまり今のスタイルでいくならもっと決定的な仕事を増やさなければイケナイ!!※ここ3試合ほどで攻守の切り替えが速くなってきており、”戦える”選手になってきた!!今後はリスク覚悟との駆け引きを出来れば代表入りも狙える選手になるはず!!ボールを受ける時のターンの上手さは素晴らしい!!

明神 智和

17明神智和 34歳

リーグ9試合(先発7)676分、評価5.20

ACL5試合(先発4)353分、評価4.83

 キャプテン就任3年目を迎えた「ガンバ大阪守護聖人」。ここ2年長期離脱が多い事と、2年間無冠のため主将には反対意見も多い。

 ガンバ加入当初は全く使えない状態だった彼が年々攻撃での貢献度を上げ、パスワークでも重要な役を担うようになってくるなど、ベテランながらまだ進化していると感じさせた☆

 しかし、複数の疲労性の怪我を抱えて長期離脱に入る事も増えてくるなど、安定しない気がするのは本人曰「乳酸がすぐたまるから」か?※迎えた今季もすでに怪我での離脱を経験。復帰して徐々に回復を見せているが、”守護聖人”ではなくなって来ている・・。

大森 晃太郎

19大森晃太郎20歳

ACL1試合(先発0)24分、評価5.00

ユースから昇格2年目のサイドアタッカー。ユース時代はキャプテンもしており、攻撃を牽引。独特の間合いを持つドリブル突破が武器。サポーターからも『モリモリ』という愛称の彼は同級生の宇佐美を『一平』と呼ぶ。井上真央主演の大ヒット昼ドラ『キッズ・ウォー(ざけんじゃねいよ)』の一平くんに似ていたことから命名されたとか?※昨季、大阪ダービーでプロデビュー!!果敢なプレーで少ない時間ながらも存在感を見せた☆天皇杯でプロ初スタメンも右サイドバックで奮闘☆※ACLで今季初出場もアピール出来なかった。

武井 択也

23武井択也 26歳

リーグ10試合(先発7)690分1ゴール、評価5.60

ACL6試合(先発6)476分、評価5.50

 チーム1のスタミナを誇るボランチ。練習試合では45分を5,6本できるぐらいのスタミナを持つとか!?

 流通経済大学存籍時はスポーツ推薦ではなく一般入学選手。大学でも5軍などでプレーしながらも、「自分は技術がある選手じゃないから、上手い選手を気持ちよくプレーさせられるプレーや走り方を見につけよう」と考え直して一気にプロ入りまでこぎつけた、ガンバには珍しい非テクニシャンな選手。

 若手の台頭が著しかった昨年のガンバにあって、最も自信を掴んだ選手か?持ち味である守備や運動量だけでなく、縦パスやワンツー、エリア内への飛び出しから、フィニッシュに絡むなど攻撃面での成長も見られる!!また、加地・下平不在時の両サイドバックを担当し、守備面でアピール!!、トップ下としても起用され、攻撃面でも貢献できる選手となってきた。☆当ブログ調査アンケートにおける【次の日本代表招集を期待するガンバ戦士】※昨季の彼の成長ぶりを考えればチームとしても彼本人としても最適なポジションは2列目でしょうか?清水戦でのロングボールのこぼれ球を豪快に蹴り込んだボレーは見事でした☆※しかし、ここに来てまたもレギュラーから外される。チームも勝利から遠ざかっているのは彼のスタメン落ちに原因があるのでは!?

阿部 浩之

25阿部浩之 22歳(新加入)

リーグ7試合(先発1)167分1ゴール1アシスト、評価5.88

ACL2試合(先発1)92分1ゴール、評価5.50

関西学院大学から加入した攻撃的MF。スピーディーなドリブルで局面打開を狙うアグレッシヴな姿勢で出場機会を狙う。すでにリーグ開幕戦でリーグデビューし、アシストも記録するなど、”旧新体制”に気に入られたようだが・・・。※松波新体制でもスーパーサブとして信頼を置かれ、リーグ・ACL共にゴールを記録。相手GKにまでアグレッシヴにプレスする献身性もスゴイ!!ただ、先発起用や中盤の選手として起用するにはキープ力やパス能力が不十分か?

FW

ラフィーニャ

9ラフィーニャ24歳

リーグ10試合(先発8)627分3ゴール、評価5.44

ACL6試合(先発5)452分2ゴール1アシスト、評価5.43
FWアドリアーノ、MF宇佐美貴史と主力アタッカーが移籍した昨年7月に緊急補強したFW。デビューから途中出場ながら2試合連続ゴールを記録してレギュラー獲得。中盤へ下がって組み立てへも参加したり、サイドへ流れてのチャンスメイクなど、万能性を見せる人気物☆リーグ出場17試合で、11ゴール&7アシストと大活躍!!川崎戦でハットトリックも記録!!個人技に頼らないし、エゴイストなだけでないプレースタイルに好印象!!サイドチェンジなど展開力、パスセンスもあるため、2列目の選手がゲームメイク以外にゴール前に入ってくる動きが増え、チームの攻撃のバリエーション、迫力が飛躍的にアップ!!※今季不調が囁かれますが、当ブログ的にはそれほど感じてません。むしろグノによって引き出された部分で過大評価を受けた面もあったわけですので、冷静に彼本来の特徴を見て判断してあげて欲しい選手。
パウリーニョ

11パウリー二ョ 29歳(新加入)

リーグ7試合(先発6)505分2ゴール2アシスト、評価5.25

ACL3試合(先発2)149分1アシスト、評価4.88

J2降格した甲府からの加入。京都時代を含めてJ1では30ゴール、J2では2005年得点王含めて60ゴールを記録するブラジル人FW。来日7年目を迎える左利きのストライカーは守備意識の低さが危惧されましたが、ここまで最もファイティングスピリット溢れるプレーを披露。左足からのミドルシュートやFKの精度・威力共に抜群で、巧みなキープ力や個人での打開力があるものの、周囲と連動するプレーが少ない”一芸”に終わるプレースタイルはやはり気掛り。※新体制を故障でスタートし、レギュラーからは外れる。ボールを受ける際にいつも”止まっている”のが気掛り。※仙台戦からカウンター狙いに切り替えた事でスタメン復帰。守備時もアグレッシヴにチェイスする姿はイイんですが、攻撃時の足元にしかボールを受けない動きも合わせて、なにか独善的な印象が強い。

川西 翔太

18川西翔太23歳

出場機会なし。(昨年終盤の大怪我からもうすぐ復帰予定)

広島戦でデビュー&ゴールを記録した大阪体育大学から加入2年目FW。運動量豊富にDFライン裏へ抜けたり、サイドで起点になったり。ポストプレーをこなしたか?と思えば自らドリブルで仕掛けたり、パスセンスも持ち合わせていたり、と万能型のFW。味で。柳沢敦(現仙台)に似ている※敗色濃厚の新潟戦で途中出場から2ゴール記録し、仙台戦ではトップ下でリーグ初スタメンで勝利に貢献も、練習中に大怪我を負い、未だに復帰出来ず・・リーグ初ゴール後も風邪を引くなどツイテナイ。またリーグで記録した4ゴール全てが途中出場からのゴールだった。
佐藤 晃大

20佐藤晃大 25歳(新加入)

リーグ10試合(先発8)728分4ゴール1アシスト、評価5.90

ACL5試合(先発3)300分、評価5.33

徳島から加入した長身FW。昨季J2で徳島のクラブ史上初となるハットトリック含む9ゴール記録。昨季所属したFWが全員180cm以下であった小兵ぶりが目立ったガンバにあって、ハードワーク出来る長身ストライカーは希少価値が高いが、J1レベルでは無い能力と経験値をどのように向上させていくか?リーグ開幕の神戸戦では相手DFラインとラインぎりぎりのバトルでオプションとなっていたが・・。※松波監督が信頼を寄せ、リーグでは3試合連続ゴールで一躍レギュラーに。技術的にはJ1レベルとは言えないものの、相手DFラインとのつば競り合いでラインを下げさせるプレイが素晴らしい。しかし、すでに対策を練られて苦戦傾向。限界露呈気味・・

星原 健太

24星原健太24歳

ACL2試合(先発0)36分、評価5.25

一昨年はトップチームの前線の選手の故障や不調から本職で初の公式戦の出場機会を獲得。しかも、鹿島スタジアムでの鹿島戦でJリーグ初ゴール!またバースデーゴールともなった。

 50mを5秒台で走る俊足を活かし、短い時間でも勝負できるアタッカーとしてさらなる成長を期待したい!サイドバックやサイドハーフでの経験も上手く活かし、突破力も上手く使えれば脅威のスーパーサブになるかも!?現状の苦しいチーム状況にあっては、彼の爆発的なスピード・瞬発力のような”解りやすい武器”を使うのもアリでは!?今季2試合の途中出場でも果敢に裏を狙うが・・ワンパターンか?連続した動き出しがなく、止まっている時間が長いか?

  ブログをGK木村敦志と共に共同で開設☆

イ スンヨル

37李昇烈 23歳(新加入)

リーグ7試合(先発3)249分、評価5.06

ACL3試合(先発2)192分、評価5.25

韓国の強豪FCソウルから加入した元韓国代表アタッカー。Kリーグ新人王も獲得し、2010年W杯も経験した通称”ピーターパン”高さもあるが、どちらかと言えばドリブル突破からのチャンスメイクを得意とする印象。昨季印象的な活躍をした同胞の李根鎬を引き合いに出されるが、彼と比べれると運動量が少ない。またファウルのアピールや異議など不必要な事が多い一方で、ゴール前のポジション取りには不用意さがあるのが気掛り。しかし、その迫力溢れる突破は魅力的なため、チームの成績を左右する選手である事は確かなはず。※ガンバにもだいぶん慣れてチームメイトから大声でパスを呼び込み、フィットへ意欲を見せ始めたが、出場機会は少ない・・・。



以上31選手の今シーズンを個別データで集計してみました☆

 

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2011Jリーグ特命PR部員 hirobrown