初応募初受賞レシピ、ハーゲンダッツフローズンデザートコンテスト用に作った「夏の飴細工」。下はオレンジケーキとアイスクリームです。
人生初の応募が3220点中準グランプリ
賞金５０万円
コルドンブルーの学費が払えました
大学病院
20号室まである手術室を血だらけで走り回る私ごときナースが
神様なしではあり得ない結果でしょう
倒れそうにビックリ
初のキャラメルドーム、無知で夏にチャレンジ
コルドンブルーの（お菓子クラスは日本）入学式で配られたのがこのコンテテストの案内。
習った事ないのに「憧れのタンバルエリゼ～」的なノリでアイスにかぶせて。溶けそうだったので数枚撮影して応募。
でも3000人超える中最終選考の５人に残ったんです。これが大変な事に
この痛い経験で簡単創作レシピに目覚めました。
飴細工、審査員分４個は持ち込みで良かったのですが、私飴の実演見た事ないのに「取材カメラ入るので
キャラメルドーム見せ場ですから１個は当日実演を」とのご指示。夏場の飴細工
練習始めると、１０回中成功ゼロ
本番前夜はナースのお仕事で徹夜で準備しても間に合わない。毎日練習して半分の時間まで短縮したけど飴細工がぁ
まぐれで本番で１個出来ても、割れそうな飴細工４個梱包なんて。
飴は湿気に弱く長時間冷蔵では溶ける。室温で乾燥剤入れたら１か月。しかし乾燥剤増やしても糸部分が半日持たず
超有名店の職人さんいわく夏に糸の飴細工は運べませんて
そんな時マイナス１８度、容積の半分にドライアイスで会場までもつ！って聞き、それにかけました。
でもクーラーBOX半分の大きさのドライアイス売ってくれる所が無い。
本番前日は深夜まで仕事
という事は多目に手に入れないとならず２重苦
どこも℡で断られ結局近所のケーキ屋さんに閉店ギリギリに駆け込んで事情話して翌日までに準備してくださる事になりました。
次の難関が受け取り。重いからタクシーでと思いきやその時間帯自宅前は車両通行止め
自転車を見るとパンク運べないよ
と思いながら出勤前なのに地獄のような炎天下を自転車手押しで修理に出して、帰りもまたイバラの道でドライアイス玄関に到着。飴細工は朝４個完成しシリコン紙で仕切って乾燥剤敷きつめた容器に入れたものをクーラーBOXに詰めました。容積半分のドライアイスがお重い
当時まだ元気だった弟が彼女と一緒に車を出しくれて会場入り。入った所で心配で座り込み
クーラーBOXを開けるとキャラメル無事
神様ー
怱々たる顔ぶれの審査員方々にビックリ。
その一人にモデルの長谷川理恵さんも。
さすがハーゲンダッツ。な、ナント
私達１人に１人プロの方がアシスタント。
私にコンクール何度も入賞しておられる凄いシェフがついて下さりそれはもう恐縮。これは広告用にそのシェフが再現してくださったものです。キレイですよね。
これを崩して食べるのが未だに夢です。
選ばれていた５人はＮＨＫ料理番組にも出演した事のある先生、お菓子サロン開いておられる先生、カフェで仕事してますって方と私と主婦の方でした。
本番のキャラメルドーム、超太かったけど奇蹟的に１発で成功～
カメラに囲まれてたけど、どうせ使われないでしょと思いきや友達から
「ドーム作っているとこ雑誌で見たー」と言われて飴の太さアップになってないかしら！と本屋さんに走りました。
↓↓徹夜明け、ノーメークでごめんなさい。
本番も終え１人１人コメントを頂き私はこの一言で、ドライアイス事件でヨレヨレになった疲れも吹っ飛びました
審査員のシェフに「苦味消えてるのに、オレンジ風味が残ったのは何で？」と聞かれて、家で煮たのは１度だけ（応募写真のは料理学校での残り）自信なくて答えられず。「ポイントは愛情でしょうかね」と上手くまとめていただきました
一応ポイント下のレシピに追記してみました。
家族は「まぐれでも良かった」と喜んで、私はじゃあもう一回まぐれをと翌年も応募してナント２年連続で準グラいただいたんです
神様としか思えない
大学病院で看護師一筋で生きていた私ですから
ハーゲンダッツフローズンデザートコンテストはそれが最後だったようです。
受賞が続いた頃、教会での預言に背中を押されレシピブログを昨年の今日始めました。
いつも応援ありがとうございます。
【リッチミルクのオレンジケーキボトム】
材料
＜オレンジのケーキ＞
卵３個、砂糖８０g、小麦粉８０g、アーモンドパウダー５０g、バニラエッセンス、オレンジの皮半分、
＜ケーキのシロップ＞
砂糖５０g 水７５ｇ オレンジとレモンの絞り汁５０ｇ コワントロー１０ｇ
＜オレンジのシロップ煮＞
オレンジスライス1個分、水１５０ｇ、砂糖７５ｇ、
＜キャラメルドーム＞
グラニュー糖２００ｇ、水１００ｇ、水あめ１５ｇ、
作り方
①オレンジを煮る
縦半分にきって２ｍｍスライスしたオレンジ沸騰したお湯に入れ沸騰するかしないかでキープして皮がやわらかくなるまで煮る。
②煮ている間にオレンジケーキを焼く
卵と砂糖を沸騰ご火からおろした湯煎でリボン状まで泡立てる。オレンジの皮を加える。
４回に分けてふるった小麦粉を加え切り混ぜる。
オーブンシートを敷いた天板に生地流して２００度焼き色つくまで焼く。
③スライスオレンジのシロップ煮
オレンジの皮をキレイニ洗う。２ｍｍスライスの皮がソフトになるまで下ゆでし湯を捨ててて、砂糖と水とオレンジの汁とコワントローを鍋に入れ落とし蓋する。
沸騰直前で弱火で煮る。皮が透き通ってきたら終わり。
２時間超える程度で食べられるくらいになりますが時間があれば長く似てもOk
※最小限の水分で最小限の沸騰状態を焦げないよう保って形と香りを保つ。
④オレンジケーキのシロップつけ
ケーキ用のシロップを混ぜておく。焼きあがったケーキ１ｃｍ角に切って、ケーキ用シロップを刷毛で塗る。冷やしておく
⑤キャラメルドームを作る
大きいボールに氷水入れておく。まるいお玉にサラダ油ぬっておく。
鍋に材料入れ薄い金色まで煮て氷水に一滴落としパキッと折れたら氷水の鍋底を一瞬あてる。
油ぬったお玉に網目をつくるようにキャラメルをたらしていく。
シリコンシートの上で乾かす。室温キープ
⑥盛り付け
切った洋酒つけのケーキをキャラメルドームより一回り小さく並べる。アイスクリームディッシャーでリッチミルクを盛り付け、オレンジのシロップ煮３つでアイスクリームの周りをくるむ。キャラメルドームを一番上に飾る。
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