満月祭と干潟観察 | ストーン磐座

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昨日は台風接近中だったが出釈迦寺の満月祭に参加した。
尚ちゃんとミーシャンと3人で行く予定だったが、尚ちゃんが突如調子が悪くなったので、ミーシャンと二人で出かけた。
といっても、ミーシャンの便をもらってですけど、、、。
雨もなんとかもってくれて上の禅定院に着いた時はまだ明るかった。
改めて見ると、大麻山を始めとする山々が何ともいえないロケーションである。
お接待の夕食をいただいて読経が始まる。
住職の息子さんは小学1年になるかならないかくらいで、門前の小僧ではないがパーカッションを担当している。
般若心経に合わせて太鼓を叩くのだが、これが全くリズム感が悪くてテンポがかなりずれる。
おまけに途中でダレて半分眠りながら叩くので参拝者の読経も数グループにずれてしまう。
いつも結構気になるのだが、今回はこの微妙なズレが思わぬヘミシング効果となって脳を活性化した。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%AD%E3%83%BC
先達はマイクの声、その他の読経の声はコンマ数秒で幾つかのグループに分かれ揺らいでいるのだ。
なかなか上達しないジャンベだが、多少なりとも周りの音を聞く癖がついてきたというのもあるが、面白い体験だった。
読経のグルーブみたいな感じで脳の別の部分を刺激するのである。
これをエソテリック(秘教)な集団では意図的に行なっているので、読経するうちにトランスするというのは有りだなあと思う。
今回の満月祭には、鳴門で遍路宿を始めたショウちゃんも5人連れで参加している。
メンバーは一番札所の霊山寺で尼さんをしている木下さん、近所の漁師のおっちゃん、中国人とバラバラ。
しかしこのあたりが四国遍路の面白いところ、弘法大師というキーワードで何の関係も無い人達が集団を形成してしまうのである。
最後の大念誦が終わり外に出ると雨だったが、雲がさほど厚くないので結構明るかった。
うっすらと山の端が見えてなかなか風情がある、ミーシャンとしっぽり濡れながら(笑)山門で送迎の車を待った。
何気なく通い始めた満月祭だが、すっかり病みつきになってしまった様だ。
来月も予定が無ければ参加しよ~っと。


満月とくれば干潟観察という流れで、今日は定例の干潟観察を行なった。
初期に定植した流れアマモのうち残っているのは、2株だけとなってしまった。
しかしこの株はどうにか根着いてくれた様で、新芽がちゃんと出ている。
前回定植したアマモは早くも花穂をつけていたが、これが稲穂に似てなかなか可愛いのである。
また、前回の調査では百番目のアマモとおぼしき株が出現したが、今回は新たにもう2株がかなり離れた場所に出現していた。
推測するに、これは百番目のアマモというよりは、流れアマモが自然に根着いたものか、あるいは漂着した種から発芽したものだろうが、とにかく個体数が増えるのは嬉しい。
本来アマモは条件さえ整えば自然増殖するものなのだろうが、ここ2年ほどの観察では群生は見られなかったのでまあ好材料として観察を続けることにする。
鳴と武が一緒に来ていたので、近所の子供達も干潟に遊びに来た。
子供達に大事な草なので踏まない様にと、くどく説明したがほとんど聞かず、定植したアマモの側をバシャバシャと走り回っている。
その度に怒鳴りながら注意するが、別次元で遊んでいるのですぐ忘れてしまう様だ。
まあこの子達が大きくなった時に、ああそういえばアマモが何とか言ってた変なおじさんが居たなあいうくらいの記憶で良いのかもしれない。
今回は潮があまり引いてなかったのでツメタ貝の卵を駆除することにした。
卵は干潟で良く見かける砂茶碗と呼ばれるもので、簡単に見つけることが出来る。
http://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/nousei/nourinsuisan/tumeta-kai.html
これは子供達も喜んで取ってくれたのでかなり沢山取れた。
これだけの卵が孵化することを思うとぞっとするのだが、気長に取れる範囲で取る事にしよう。



amamo1

amamo2

amamo3



写真 新たに出現したアマモの株(群生でないところが何とも不思議)、砂茶碗を取る子供達、駆除した砂茶碗