■膵臓がん発覚から2014年9月までの治療の経緯についてはこちらをクリック→病気~これまでの経緯

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今日は、2月23日にコシヒカリ命さんが治療を受けた「切除不能膵癌に対する新薬STNM01の超音波内視鏡投与」の臨床研究の対象になれるかどうかの診察を受けに板橋区の大山にある東京都健康長寿医療センターに行って来ました。

東武東上線に乗るのも大山駅で降りるのも初めて、東京都健康長寿医療センターは新しくて綺麗で立派な病院なのでびっくり。


8時半に初診受付を済ませて、担当医の診察が始まったのが9時45分。

まず、現在の体調と病気が発覚してからこれまでの治療の経緯について詳細を説明。

続いて現在行っている臨床研究についての丁寧な説明を受けました。

治療は一泊二日の入院で超音波内視鏡を使って被験薬STMN01(抗ガン剤とは全く違うオリゴ製剤の新薬)を患部に直接注射して投与するもの。

2週間後に経過観察の検査、4週間後に状態を見て2回目の治療を行い、そのサイクルを繰り返すそうです。
(現時点で最高7回の治療を受けている方がいるとのこと)

現在は治験に入る前の臨床研究(Fase1)の段階ですが、膵臓がんに対して効果が認められる事例も出ており、副作用も少なく危険な事例も現時点ではないとのことでした。

まずは臨床研究を受けるかどうかの意思確認をしたいとのことだったので、ぜひよろしくお願いしますと回答。

早速、血液検査、胸部・腹部のレントゲン検査、CT造影剤検査を行った後に、再び担当医の診察を受けました。

検査結果、治療の経緯、現在の症状による担当医の見解では臨床研究の条件を充分満たしており、3月4日~5日に超音波内視鏡による病理検査と腫瘍が治療出来る位置にあるかどうかの検査入院を実施、その後倫理委員会の承認が得られれば3月18日~19日に入院治療の予定になるとのこと。

当初担当医は千葉大からの紹介状にもあった腹水を心配していましたが、微量なので全く問題無く腫瘍の位置さえ問題無ければ倫理委員会の審査も90%以上の確率で承認されるだろうと言ってました。

肺の転移について質問した所、確かに影はあるが予後に大きな影響を与える状態では全く無いとのことだったのでちょっと安心。

まずは第一関門突破。

最終的にどうなるかわからないけど、行動を起こさない事には道は開けないことを改めて実感しました。

今日(2月25日)はジョージ・ハリソンの誕生日。

1970年にリリースされた1stソロ・アルバム「All Things Must Pass」からアルバム・タイトル曲のAll Things Must Passを紹介します。


All Things Must Pass

Sunrise doesn't last all morning
A cloudburst doesn't last all day
Seems my love is up ,
and has left you with no warning
But it's not always going to be this grey

All things must pass
All things must pass away

朝焼けは午前中ずっと続くわけではない
夕立は一日中降り続くわけではない
愛も終わりのようだ
何の予告もなしに姿を消してしまった
だが、この灰色の状態が永遠に続くわけではない

すべては移り変わってゆく
すべては過ぎ去ってゆく

George Harrison - All Things Must Pass



All Things Must Pass (30th Ann) (Dig)/George Harrison