病気のこれまでの経緯はこちらを参照下さい→病気~これまでの経緯

今日はいつもの千葉大ではなく、西新宿にある○○医科大学病院に臨床研究の受診相談のための3回目の診察を受けに行ってきました。

1回目の通院→2014.10.27
2回目の通院→2014.11.05

過去記事ではまだ臨床研究段階の治療なので、結果が明確になるまで詳細を伏せて書いて来ましたが、僕が相談していたのはナノナイフという患部に針を刺し高電圧の電流を通してがんを細胞を死滅させるという治療法についてでした。
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○○医科大学病院のプレスリリースは肝がんでの成功発表だったのですが、膵臓がんへの応用も今後期待出来ると最後の方に書いてあったのでダメもとでも良いと思い相談に行ったのが今回の通院です。

結論を先に言うと院内で検討した結果、残念ながら2回の診察で肺への転移の可能性は否定出来ず、転移が無いというナノナイフの臨床研究の条件には適合しないとの事でした。
(もし条件に適合していたら僕が日本で最初の症例になっていたそうです)

あまり期待しないでとは思いつつも待合室では落ち着かない時間を過ごしていたので、正直結果を聞いた時は落ち込みました。

でも、その話しに続いて主任教授からHIFU(ハイフ - High Intensity Focused Ultrasound)治療の臨床研究を受けてはどうかとの提案が。

HIFU治療とは強い超音波を1点に集めることによって生じる「熱作用」と強い超音波の放射圧や振動によって液体中に真空の泡が生じ壊れる現象(キャビテーション)による「非熱作用」でがん細胞を壊死させようというもの。

1回の治療時間は1時間ほど、1週間の入院でこれを3日前後行って治療は完結、副作用もほとんどなく放射線治療のように線量を気にする必要が無いので、治療後半年や1年経過後に症状が悪化した場合は再度の治療をする事も可能だそうです。
HIFU治療の詳細は→こちらをクリック

○○医科大学病院では2008年から膵臓がんと肝がんに限ってHIFU治療の臨床研究を行っていて、膵臓がんでは既に120以上の症例があるそうです。

僕の症状の場合、がんを完全に無くす事は無理だけど腫瘍縮小効果、除痛効果、薬剤浸透効果が期待出来る可能性があるとの事、つまり根治治療ではなく延命治療という事になります。

既に担当医師には主任教授から話しを通してくれていたそうで、一旦待合室に戻ってから今度は担当医師から詳しい説明を聞き最短で空いていた12月8日からの1週間の入院でHIFU治療を受ける事になりました。

手術をする訳では無いので退院の翌日から普通に生活が出来るとの事、やった~!12月16日のライヴも大丈夫♪

治療費については臨床研究なので大学病院の研究費でまかなわれますが、差額ベッド代の必要な個室での入院が必要らしく、1泊3万円前後の出費はかなり痛いけど致し方ないかなぁ。

千葉大での抗がん剤治療は今後も継続して行くので、新たな治療のオプションが一つ増えた事になります。

ナノナイフ治療はだめだったけどアクションを起こしていなかったらHIFU治療の道も開けていなかった。

結果はどうなるかわからないけど、ふぁい!!

Get up, stand up!
Don't give up the fight!

Bob Marley - Get Up Stand Up


Live/Bob Marley