いつの間にかすっかり陽が落ちるのが早くなって来たけど、相変わらず残暑が厳しい東京です。
とは言え大好きな夏は毎年の事ながら終って欲しくないしうっかり今年出遅れちゃった「真夏の夜のライヴアルバム特集」ももう少し続けたいので、しばらくこのまま夏のままでいて欲しいっす。
さて真夏の夜のライヴアルバム特集、第10夜はアメリカが1985年にリリースした「In Concert」。
つい先日ビーチボーイズのオープニング・アクトで来日したばかりのアメリカですが、怒られちゃうかもしれないけど彼らだけ目当てにでも観に行くんだったかなってちょっと後悔してます。
シングル「名前の無い馬」が大ヒットしたのが中3の時、それからと言うものアメリカの叙情的で美しいメロデと爽やかなコーラスワークにすっかりはまってました。
このアルバムはダン・ピークが脱退してデューイ・バネルとジェリー・ベックリーの2人組になってからの1985年、カリフォルニアのサンタバーバラでのライヴの模様が収録されてます。
選曲を見ての通り彼らのベスト・ライヴと言って良い内容。
まずは5thアルバム「Hearts」(1975年)からのポップ・チューンSister Golden Hair。
マイナー・コードを巧みに使ったスライド・ギターによるテーマ&Aメロとサビのメジャーなロックンロールとのコントラストが絶妙です。
America - Sister Golden Hair
続いて2ndアルバム「Homecoming」(1972年)からVentura Highway。
ちょっと憂いを感じさせるメロディー・ラインと美しいコーラス・ハーモニーはまさにアメリカの魅力を凝縮したナンバーですね。
America - Ventura Highway
最後にアメリカの最初のヒット曲で1stアルバム「America」(1971年)からHorse With No Name(名前の無い馬)。
AメロがEm D6、サビがEm9 Dmaj9、4つのコードしか使っていないシンプルな構成なのにいつの間にか楽曲の世界に引き込まれてしまっている不思議な魅力を持った曲です。
America - Horse With No Name
実は今回の来日でネットを見ていて初めて知ったのですが、ダン・ピーク去年の7月に60歳で亡くなっていたんですね。
R.I.P
In Concert/America
Dewey Bunnell – Vocals, Guitars
Gerry Beckley – Vocals, Guitars
1. Tin Man
2. I Need You
3. The Border
4. Sister Golden Hair
5. Company
6. You Can Do Magic
7.Ventura Highway
8. Daisy Jane
9. Horse With No Name
10. Survival