$Blues Power

新緑が心地良い季節、今日は長男の通う大学の保証人会ってやつに行ってきました。

いわゆる保護者会と違うのは大学と保証人会(父兄の団体)が共同で主催してる所。

大学側の活動報告や就職状況の説明の後は保証人会主催の懇親会、寿司、天ぷら、ステーキ、蕎麦などのブースが並ぶちょっとしたパーティーは学費と一緒に徴収されてる保証人会の年会費から捻出されてるので出席しないと損なのであります。

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さて、今日紹介するのはジェイムズ・テイラーの妹でテイラー・ファミリーの長女、ケイト・テイラーが1978年にリリースした2ndアルバム「Kate Taylor」。(ジャケット写真はノーマン・シーフ)
Blues Power

1973年に結婚して一時引退していた事もあって1stアルバム「Sister Kate」(1971年)から実に7年振りのリリースとなった今作は兄のジェイムズ・テイラーの全面バックアップによって制作されました。

プロデュースはジェイムズ・テイラー、バックにはコーネル・デュプリー、デヴィッド・スピノザ、リチャード・ティー、ウィル・リー、スティーヴ・ギャッド、ブレッカー兄弟などなどNYの錚々たるミュージシャンが参加しています。

ケイト・テイラーはリンダ・ロンシュタットと同じように自ら曲を書くのでは無く、彼女のルーツとなったR&Bやカントリーの曲を自分なりの感性でにカヴァーしているのが特徴です。

M-1の A Fool In Loveはアイク&ティナ・ターナーの1960年のヒット。

コーネル・デュプリー、リチャード・ティー、ウィル・リー、スティーヴ・ギャッドらによるめちゃファンキーなサウンドをバックに、ソウルフルにシャウトするケイト・テイラーのヴォーカルが印象的。

バック・コーラスはお兄ちゃんのアレックス(低音)とジェイムズ(高音)でしょうか。

Kate Taylor - A Fool In Love



M-7のSlow And Steadyはジェイムズ・テイラーとザック・ワイズナーの共作によるスロー・バラード。

洗いざらしのコットンのようなナチュラルで自然体なケイト・テイラーのヴォーカルが好きです。

そうそう、2分8秒からのデヴィッド・スピノザのギター・ソロは短いけど悶絶ものなので必聴!

Kate Taylor - Slow And Steady



ケイト・テイラー(紙ジャケット仕様)/ケイト・テイラー


Produced By James Taylor & Lew Hahn

Kate Taylor (Vocals)
James Taylor, Cornell Dupree, Onnie McIntyre, Jeff Mironov, Hugh McCracken, David Spinozza (Guitar)
Will Lee, Ron Carter, Tony Levin (Bass)
Steve Gadd, Steve Ferrone, Gary Mure (Drums)
Richard Tee, Kenny Ascher, Kenneth Bichel, Don Grolnick (Keyboards)
Rubens Bassini, Crusher Bennett, Ralph MacDonald (Percussion)
Michael Brecker, Lou Marini, David Sanborn, David Tofani (Sax)
Randy Brecker, Alan Rubin (Trumpet)
Dave Taylor (Trombone)
Ronnie Cuber (Baritone)
Arif Mardin (Strings)
Don Brooks (Harmonica)
Michael Brecker, David Amram (Flute)
James Taylor, Alex Taylor, Hugh Taylor, Jessy Dixon, John Hall, Elsa Harris, Bingo Hodges, Carly Simon (Background Vocals)


1. A Fool In Love
2. Smuggler's Song
3. Harriet Tubman
4. Stubborn Kind Of Woman
5. Happy Birthday Sweet Darling
6. It’s In His Kiss (The Shoop Shoop Song)
7. Slow And Steady
8. It's Growin'
9. Tiah's Cove
10. Rodeo
11. Jason & Ida