寒い日が続いてますが道端の木にはまだ固いけど蕾が芽吹いて来て少しずつ春の足音が近づいて来ている事を感じます。
先日、いつもランチに通ってる國學院大学学食のショーウィンドウの中の日替わりランチのサンプルを見て思わず頼んでしまったのが静岡県流カツ丼(400円)。
ごはんの上にゆでキャベツとトンカツを置きそばつゆと卵で作ったトロトロのタレをかけたものだそうですが、これがなかなか美味しくてめちゃツボでした。
正式名称はカツ皿と言うらしく静岡県富士市にあるお店の名物料理でつい先日「秘密のケンミンSHOW」で紹介されたばかりみたいですが、こういう料理を早速メニューにしてしまう國學院の学食ってすごいなぁなんて妙に感心してしまいました(笑)
さて、今日紹介するのはオールマン・ブラザーズ・バンドのギタリスト、ディッキー・ベッツが1974年にリリースした1stソロ・アルバム「Highway Call」。
デュアン・オールマンとのスリリングでブルージーなツイン・ギターが印象的だったディッキー・ベッツですが、「Eat A Peach」(1972年)に収録されたBlue Skyで初めて彼のカントリー的な側面が前面にフィーチャーされました。
そしてデュアン亡き後制作された「Brothers And Sisters」(1973年)収録のRamblin' ManやJessicaで彼のカントリー指向がより明確に打ち出されアルバムは大ヒットを記録しました。
その勢いに乗って制作されたこのアルバムはディッキー・ベッツが自分のやりたい音楽をのびのびと楽しみながら演奏している事がストレートに伝わって来る好盤。
一足先にリリースされたグレッグ・オールマンのソロ・アルバム「Laid Back」の泥臭いサウンドと好対照だったのが印象的でした。
レコーディングはジョージア州メイコンのキャプリコーン・サウンド・スタジオでチャック・リーベル、トミー・タルトン、ジョニー・サンドリン、デヴィッド・ウォルショウなどのキャプリコーン勢に加えてフィドルの名手ヴァッサー・クレメンツ、スティール・ギターのジョン ヒューイなどが参加して行われました。
まずはアルバムM-2の軽快なカントリー・ロック・ナンバーのRain。
ディッキー・ベッツ節全開のヴォーカルとギター・ソロと全編に流れるジョン ヒューイのペダル・スチール・ギターが心地良いです。
Dickey Betts - Rain
続いてアルバム・タイトル曲でM-3のカントリー・ワルツ Highway Call。
チャック・リーヴェルのピアノが大きくフィーチャーされています。
Dickey Betts - Highway Call
最後にもしお時間があればアルバム最大のハイライトでB面のほとんどを占める14分20秒のインストルメンタル・ナンバーHand Picked。
ゆったりしたテーマで始まりますが、ディッキー・ベッツのギター、ヴァッサー・クレメンツのフィドル、ジョン ヒューイのペダル・スティール・ギター、チャック・リーヴェルのピアノのソロ・バトルが次第に白熱して行くあたりの流れは圧巻です。
Hand Picked試聴は→こちらをクリック
Highway Call/Richard ’Dickey’ Betts
1.Long Time Gone
2. Rain
3. Highway Call
4. Let Nature Sing
5. Hand Picked
6. Kissimmee Kid
Producer: Johnny Sandlin/Dickey Betts
Dickey Betts - electric guitar, acoustic guitar, dobro, lead vocals
Vassar Clements - fiddle
Chuck Leavell - piano
Tommy Talton - acoustic guitar
John Hughey - steel guitar
Walter Poindexter - banjo, background vocals
Leon Poindexter - acoustic guitar, background vocals
Frank Poindexter - dobro, background vocals
Stray Straton - bass, background vocals
Johnny Sandlin - bass
Oscar Underwood Adams - mandolin
David Walshaw - drums, percussion
Reese Wynans - harmonica
The Rambos (Buck, Dottie, and Reba) - background vocals