Blues Power

遅い夏休みを取ってますが、残暑が厳しいここ数日です。

浦安の境川の夕方の空は綺麗な茜色、明日も良いお天気になりそうな予感。

Blues Power

昨日は中秋の名月、こんな月を見ていたら思い出したのがJ.J.ケイルが1974年にリリースしたCajun Moonという曲が入った3rdアルバム「Okie」。
Blues Power

ソロ・アーティストとしてスタイル的に影響を受けたアーティストを一人挙げるなら、J.J.ケイルだ(エリック・クラプトン)→ワーナー・ミュージック・ジャパンHP

クラプトンをしてこう言わしめたJ.J.ケイルのぶっきらぼうで抑揚の無いヴォーカルやマーク・ノップラーにも大きな影響を与えたと言う独特のスタイルのギターが醸し出すゆるゆるのグルーヴが彼の最大の魅力です。

J.J.ケイルの名前や音を知らなくてもクラプトンがカヴァーしたCocaineやAfter Midnightのオリジネーターと言えば思い当たる方が多いと思います。

今作「Okie」は全12曲収録にもかかわらずトータル・タイム29分08秒!

毎度の事ですが、さあこれからという所でフェイド・アウトしちゃうので1曲平均約2分、3分を超える曲はわずか1曲だけ。

M-3のStarboundはイコライザーをかけたヴォーカルがアラン・トゥーサンのSouthern Nightsを彷彿とさせる幻想的なナンバー。

美しいメロディと哀愁を感じさせるつぶやくようなヴォーカルが絶品です。

J.J.Cale - Starbound



M-7はマリア・マルダーのカヴァーでもお馴染みの Cajun Moon

イントロと間奏のギター・ソロはマーク・ノップラーが影響を受けたというのもさもありなんというメロディアスないぶし銀のプレイです。

J.J. Cale - Cajun Moon


マリア・マルダーのカヴァーは→こちらをクリックYou Tube

こちらはエイモス・ギャレットのギターがたまらんです。

最後に2004年のCrossroads Guitar Festivalでのクラプトンとの共演映像。

ほとんど仙人のような円熟のパフォーマンスです。

Eric Clapton & JJ Cale After Midnight


Okie/J.J. Cale


Troubador/Okie/J.J. Cale



Produced By Audie Ashworth

J.J. Cale (vocals, guitar)
Mac Gayden, Reggie Young, Paul Davis, Grady Martin, Harold Bradley (guitar)
Weldon Myrick (steel guitar)
Red Spivey, Jerry Smith, Pig Robbins (piano)
Beegie Cruzer, Jerry Whitehurst (keyboards)
Mike Leech, Tommy Cogbill, Tim Drummond, Joel Green (bass)
Kenny Malone, Karl Himmel, Terry Perkins (drums)
Billy Pruett (saxophone)
George Tidwell (trumpet)
Dennis Goode (trombone)
Farrell Morris (percussion)

1. Crying
2. I'll Be There (If You Ever Want Me)
3. Starbound
4. Rock And Roll Records
5. The Old Man And Me
6. Everlovin' Woman
7. Cajun Moon
8. I'd Like To Love You Baby
9. Anyway The Wind Blows
10. Precious Memories
11. Okie
12. I Got The Same Old Blues