毎日うだるような猛暑が続いてますがみなさんお元気でしょうか?
まだ7月半ばなのに早くも夏バテ気味でこの夏を無事に乗り越えられるかちょっと不安になって来ました(笑)
一昨年(2009年)の夏から2年連続で「真夏の夜のライヴ・アルバム特集」という企画を勝手にやってます。
2009年が8月8日、2010年が7月20日とスタートが年々早くなってきてますが、この暑さなので今年はそろそろ始めちゃいたいと思うのでよろしければしばらくの間お付き合い下さい。
一日目の今夜はstuffが日本でのみリリースした1978年11月20日東京郵便貯金ホールでのライヴ音源を収録した「Live stuff」です。
僕が初めてstuffと出会ったのは1976年に彼らがまだアルバム・デビューする前にFMでオンエアされたモントルー・ジャズ・フェスティバルのLive音源のエアチェック・テープでした。
確かオンエアされたのはFoots~Signed,Sealed,Delivered I'm Yoursのメドレーの2曲でしたが、当時京都(おそらく日本全国)でバンドをやっていた連中の間ですごい奴らが登場したと話題騒然となった事を良く覚えてます。
早速僕らのバンドもこのエアチェック・テープをコピーしてこの2曲をバンドのレパートリーにしました。
初めての来日公演は1977年4月10日晴海で行われたロック・イベント「ローリング・ココナッツ・レヴュー」のトリの出演者として。
何かのトラブルがあったのかさんざん待たされたあげくstuffが登場したのは深夜になってから、しかもエリック・ゲイルとスティーヴ・ガッドが不参加の4人編成にもかかわらず、とてつもない演奏を見せつけてくれました。
(終電は無くなっちゃいましたが)
その時の音源。
stuff - How Long Will It Last(Live At Rolling Coconuts Review1977)
まずはM-4に収録のスティーヴィー・ワンダーのカヴァーでSigned,Sealed,Delivered I'm Yours、このカヴァーが唯一CDとして音源になっているのがこのアルバムです。
本来はアルバムの音源を紹介すべき所ですが、FMでオンエアされた1976年のモントルーの模様が31年の時を経て2007年に奇跡的にDVD化された時の、まじに涙が出るくらい感動した映像を紹介します。
Stuff - Signed, Sealed, Delivered I'm Yours
テープがすり減るぐらい聴きまくってギターをコピーしたこの音源の動く映像をまさか31年経って見る事が出来るなんて思ってもいませんでしたが、改めて凄まじいまでのグルーヴですね。
アルバム最後を飾るM-6はリチャード・ティーのフェンダー・ローズをフィーチャーしたDixie。
1stアルバム「stuff」のラストに収録されている美しいメロディーのスタンダード・ナンバー。
右チャンネルのエリック・ゲイルと左チャンネルのコーネル・デュプリーのギター・ソロの掛け合いも圧巻です。
Dixieの視聴は→こちらをクリック
1993年にリチャード・ティー、1994年にエリック・ゲイル、つい先日の5月8日にコーネル・デュプリーが他界、stuffのメンバーは3人だけになってしまいました。
7月20日にコーネル・デュプリーの遺作が発売になりますが、mixiのつぶやきでGamboさんがこんな映像を教えてくれました。
遺作のレコーディング中、これが彼の最後の動く映像なのでしょうか?
Cornell Dupree - The Bird
Live Stuff/Stuff
Eric Gale(g)
Cornell Dupree(g)
Richard Tee(key,vo)
Gordon Edwards(b,vo)
Steve Gadd(dr)
1.Foots
2. Junior Walker Medley
a.Road Runner
b.Pucker Up Buttercup
3. Need Somebody
4. Signed,Sealed,Delivered I'm Yours
~ Stuff's Theme
5.Love Of Mine
6.Dixie
ライヴ・アット・モントルー 1976 [DVD]/stuff
ドゥーイン・オーライト/コーネル・デュプリー