Blues Power

早いもので今年も半分が過ぎて残り後6ヶ月、7月初日の今日も嫌になっちゃうぐらいの晴天です。

一昨日、高校の同窓生の飲み会で気象予報士の後輩に「梅雨も明けていないのにこの暑さはなんとかならんのか、気象予報士なんだからなんとかなるだろう」と聞きましたが返事がありませんでした(笑)

今日はハワイで撮影されたというジャケットが涼しげなアルバム、ロギンス&メッシーナが1973年にリリースした3rdアルバム「Full Sail」です。
Blues Power

1曲目ががマウイ島にあるカメハメハ王時代のハワイ王国の首都、Lahainaを歌っているのもジャケットがハワイで撮影されたせいかも知れませんね。
(Lahainaについては5年後にイーグルスが「Hotel California」収録のThe Last Resortでも歌っています)

前作「Loggins&Messina」でYour Mama Don't Dance(ママはダンスを踊らない)が大ヒットを記録した事もあってセールス面も含めて勢いに乗っていた時期の作品でアルバム・チャートでも10位を記録しています。

M-5のジム・メッシーナの書いたメドレーの前半部分You Need A Manはミディアム・テンポのファンク・チューン、ジム・メッシーナお得意のテレキャスターによるパキパキ・ギターが全編で大活躍しています。

1973年の時点で既にいろんなミュージシャンがいろんな形でファンク・ミュージックにアプローチしていますが、このジム・メッシーナのテイクもめちゃファンキーでかっこ良いですよね。

Loggins And Messina - You Need A Man



M-6のWatching The River Runはジム・メッシーナとケニー・ロギンスの共作によるミディアム・バラードの名曲。

ケニー・ロギンスのヴォーカルとジム・メッシーナのハーモニーが絶妙な美しいメロディのカントリー・ワルツです。

Loggins And Messina - Watching The River Run



Full Sail/Loggins & Messina


Produced By Jim Messina

Kenny Loggins - vocals, guitar, harmonica
Jim Messina - vocals, bass, guitar, mandolin

Michael Omartian - keyboards
Larry Sims - vocals, bass
Merel Bregante - drums
Vince Charles - steel drums
Milt Holland - percussion
Jon Clarke - horn, oboe, baritone, bass, soprano & tenor saxophone
Al Garth - violin, bass clarinet, English horn, oboe, recorder, alto & tenor saxophone

1. Lahaina
2. Travelin' Blues
3. My Music
4. A Love Song
5. You Need A Man~Coming To You
6. Watching The River Run
7. Pathway To Glory
8. Didn't I Know You When
9. Sailin' The Wind