地震発生から3日目、ここ浦安でも断続的に余震が続いています。

TVの画面から流れてくる映像に呆然としながら救助を待っている方々が一刻も早く救出される事、これ以上被害が拡大しない事、被災地の方の窮状が少しでも早く回復し日常を取り戻される事を心からお祈りします。

今回の地震、我が家のある浦安市は震度6弱の揺れでした。

今後の震災の教訓になればと思い長くなりますが備忘録としてこの3日間について記します。

地震発生時は表参道のオフィスにいましたが、自宅には携帯、固定電話、メールが全く繋がらず家族の安否が不明だったので徒歩で自宅まで帰宅する事を選択。

ネットで調べると自宅まで21km4時間強の所要時間との事でしたが、実際には会社を18時に出て全く休憩無しで自宅に着いたのが25時、結局7時間かっかって自宅にたどり着きました。

家族の安全は安否確認の携帯メールを発信した2時間後の20時頃から返信が順次入って来て確認出来ましたが、携帯での通話は自宅に着くまで全く繋がらない状態が続きました。

ただ首都圏はネット環境が維持されていたようで、twitterやmixiのつぶやきは不安定ながらリアルでチェック出来る状態だったので家族が加入していればこういう時の安否確認に使えるのかなと感じました。(3Gのネット環境が維持されていればですが・・・)

都内を抜け浦安市の旧市街地から埋め立て地の新浦安地区に入った途端に目の前の景色が一変。

液状化現象によって地盤の陥没、隆起、水と砂の路面への湧き出しによりまともに歩けない状態でした。
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地震当日は幸いにして電気、ガス、水道が通じていたので風呂に入った後に水を上限まで張ってから布団に入りましたが、携帯メールに余震の発生を知らせる「緊急地震速報」が何度か入って熟睡出来ぬまま朝を迎えました。

2日目の朝、水道をひねると断水。

9時前に近くのイトーヨーカドーに行くと既に行列が出来ていたのでお店の人に聞くと水は昨日の時点で売り切れてしまったとの事、小学校で給水を始めると市の災害放送が入ったので近くの小学校に向いました。

9時半から並んで自衛隊の給水車が着いたのが3時間後、給水を受けた水と自治会備蓄の2ℓのペットボトル×2の割当で1日を過ごす事に。
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携帯はメール以外は依然としてほとんど繋がらない状態でしたが、固定電話は少しずつ繋がりはじめてNZの次女からも電話がかかって来ました。

現地でもトップニュースで報道されていたらしく、なかなか電話が通じなかったせいで泣きながら電話して来ましたが、我々の声を聞いてようやく安心したようでした。

明るくなってから液状化現象の被害がいろいろと見えて来ました。

イトーヨーカドーの入り口の地面が陥没、コンビニは沈んでしまい、人間の背丈以上の高さまで隆起しているマンホールも。
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地震3日目の今日(3/13)、近くの小学校の給水車の供給が1世帯5ℓに制限されていたので生活用水は解放されたプールの貯水をバケツで汲みました。

水道の復旧は来週の半ば以降との情報なので洗濯物をなんとかする必要出て来たので隣接する市川市行徳のコインランドリーに行って来ましたが、稼働は一台に制限されていたので結局2時間待ってようやく洗濯が出来ました。

行徳からの帰り道にガソリンを入れようとしましたが、どこも品切れで唯一開いているスタンドは長蛇の車の行列が出来ていたので断念。

夕方になって自宅に帰ったら市から下水が溢れる可能性が出て来たので生活排水の禁止通達が出ていましたが、これにはちょっと参りました。

この3日間で疲労が蓄積された一方で計画停電も発表されましたが、被災地の方々の窮状、浦安の災害救援に来て下さっている自衛隊他の方々、地元のボランティアの方々の事を考えると自分が今出来る事を精一杯やらなくてはと改めて思っています。

Love Comes To Everyone - George Harrison