実はジャニス・イアンが好きでした(笑)

高校~大学時代にかけての頃ですが、当時ロックを聴いていた友人やバンド仲間には恥ずかしくて内緒にしてたので今に至るまでずっと黙ってました。(実はカーペンターズもそんな存在でした)

僕が好きだったのは1966年に14歳でデビューした後に一旦引退してからの、1974年にCBSから再デビューした頃の彼女でした。

先日ロバータ・フラックの「Killing Me Softly」を記事にした際にロバータのJesseのカヴァーを聴いて久し振りにこのアルバムをCDラックから引っ張り出しました。

ジャニス・イアンが1974年にリリースしたCBS移籍第一弾アルバム(6th Album)「Stars」です。
$Blues Power

CDのライナーによるとジャニス・イアンは14歳の時に書いたSociety's Childが大ヒットを記録、4枚のアルバムをリリースしたものの、まだティーンエイジャーでいろんな事に未熟だった彼女は思うような曲作りや音作りが出来ないジレンマからミュージック・シーンを引退してしまいます。

そしてスタジオでただ働きをしながら自分の理想とする声を必死になって作り上げたり、3ヶ月間毎日1曲ずつ曲を書くなどしながらシンガー・ソングライターとしてのスキルを磨いていたそうです。

そんな中で完成させた自信作、StarsとJesseを持ってレコーディングの機会を窺っていた彼女にCBSがチャンスを与え1974年にようやくアルバム「Stars」が完成しました。

M-1の7分10秒の大作でタイトル曲のStarsは再起を目指していた彼女がレコード会社との契約を得るために1972年に先行してレコーディングしたナンバー。

若くして成功を収めた後の挫折や悲しみなど自伝的な歌詞をアコギの弾き語りで陰影に富んだ歌声で切々と歌い上げる名曲で、冒頭の「感じたままを全てさらけ出す」と言う一節に彼女の強い意志が感じられます。

Janis Ian - Stars


M-7のWithout Youは2分の小品ながら彼女のソング・ライティングのセンスを感じさせるポップ・チューン。

短いながら転調などを交えた起伏に富んだメロディ・ラインが印象的です。

Janis Ian - Without You



M-8のJesseは1973年にロバータ・フラックが先行してカヴァーしてヒットさせた他、ジョーン・バエズもカヴァーしたラヴ・バラードの傑作。

キュートでセクシーなLPジャケットのヴィジュアルを眺めながら、哀愁のあるメロディ・ラインとナイーヴで切ない歌声に当時胸キュンでした(笑)

Janis Ian - Jesse



ところでYoutubeの埋め込みコードのタグが変わって記事に貼り付けられなくなっちゃったのは僕だけでしょうか?

<追記>
Youtubeの貼り方、みなさんのコメントでわかりました。

ありがとうございました。


Stars/Janis Ian


Produced By Brooks Arthur

Janis Ian(vo,g,key)
Hugh McCracken(g)
Sal DiTroia(g)
Eric Weissberg(g)
George DuVivier(b)
Richard Davis(b)
Don Paine(b)
Ron Frangipane(key)
Barry Lazarowitz(dr)
Alan Schwartzberg(dr)
and more...

1. Stars
2. The Man You Are In Me
3. Sweet Sympathy
4. Page 9
5. Thankyous
6. Dance With Me
7. Without You
8. Jesse
9. You've Got Me On A String
10. Applause Applause