- 今日はJ.J.Caleが１９７２年にリリースした２ndアルバム「Really」を紹介します。
Produced By Audie Ashworth
J.J. Cale(vo,g)
Bill Boatman,Jimmy Capps,Mac Gayden,Jimmy Johnson(g)
Josh Graves(dobro)
Barry Beckett,David Briggs,Kossie Gardner,Bobby Woods(key)
David Hood,Gary Gilmore,Norbert Putnam,Bob Ray,Joe Zinkan(b)
Roger Hawkins,Kenneth A. Buttrey,Jim Karstein,George Soulé(dr)
Farrell Morris(percussion, congas, drums)
Robert Tarrant(congas)
Vassar Clements(violin)
Bob Holmes(chor)
Norman Ray Bass(sax)
Bob Phillips(trumpet)
Don Sheffield(trumpet)
Bill Humble(trombone)
Charlie McCoy(harmonica)
1. Lies
2. Everything Will Be Alright
3. I'll Kiss The World Goodbye
4. Changes
5. Right Down Here
6. If You're Ever In Oklahoma
7. Ridin' Home
8. Going Down
9. Soulin'
10. Playing In The Streeet
11. Mo Jo
12. Louisiana Women
以前に１stアルバム「Naturally」のエントリー でも書きましたが、J.J.ケイルは時代の音楽のトレンドとは全く無縁
の独自のサウンドをずっと貫き通しています。
ぶっきらぼうで抑揚の無いヴォーカル、エリック・クラプトンやマーク・ノップラーに大きな影響を与えたと言う独特
のスタイルのギターが醸し出すゆるゆるのグルーヴがたまらなく心地良いです。
遅咲きの彼が３４歳の時にリリースしたこのアルバムはマッスル・ショールズとナッシュビルでのレコーディング、ドン・ニックスが書いたGoing Downとブルースのスタンダード曲Mojo以外は全てJ.J.ケイルのオリジナル。
M-1のLiesはマッスル・ショールズでロジャー・ホーキンス、デヴィッド・フッド、バリー・バケット、ジミー・ジョンソンなど鉄壁のミュージシャンをバックにレコーディングされたミディアム・ナンバー。
ヴォーカルもギターもとにかく渋いですね。
M-3のI'll Kiss The World GoodbyeはJ.J.ケイルにしては珍しくリズムの起伏とメリハリが効いた、明るくて
ＰＯＰなナンバー。
マーク・ノップラーが影響を受けたというのがなるほどと思わせる間奏のギター・ソロが印象的。
最後にドン・ニックスの書いた曲でベック・ボガート＆アピスもカヴァーしているM-8のGoing Down。
これは何時頃でしょうか、レオン・ラッセルとの映像がありました。
J.J.Cale and Leon Russel - Going Down
昨年１２月に７２歳になったJ.J.ケイル、まだまだ現役で頑張ってもらいたいですね。
- Really/J.J. Cale
- Lies、I'll Kiss The World Goodbyeの試聴はこちら
