デルタ・レディことリタ・クーリッジのCDはずっと廃盤状態が続いていましたが、昨年になってようやくSHMDの
紙ジャケで再発されました。

今日はその中から1972年にリリースされた3rdアルバム「The Lady's Not For Sale」を紹介します。
Blues Power


Produced by David Anderle, A Willow Production


Rita Coolidge(vo)
Marc Benno(g)
Al Kooper(g)
Bernie Leadon(g)
Jerry McGee (g)
Charlie Freeman(g)
Al Perkins (pedal steel guitar)
Sneaky Pete(pedal steel guitar)
Booker T.Jones(key)
Mike Utley(key)
Carl Radle(b)
Leland Sklar(b)
Tommy McClure(b)
Jim Keltner(dr)
Rus Kunkel(dr)
Sammy Creason(dr)
John Sebastian(harmonica)
Priscilla Jones(chor)
Kris Kristofferson(chor)
Donna Weiss(chor)
Venetta Fields(chor)
Shirley Matthews(chor)


1. My Crew
2. Fever
3. Bird On The Wire
4. I'll Be Your Baby Tonight
5. A Woman Left Lonely
6. Whiskey Whiskey
7. Everybody Loves A Winner
8. Donut Man
9. Inside Of Me
10. The Lady's Not For Sale


初期の彼女のアルバムの中で何故かこのアルバムだけスルーしていたので今回の再発を機にようやくゲット

しました。


見ての通り豪華なミュージシャンをバックにブッカーT&プリシラ・クーリッジ、レナード・コーエン、ボブ・ディラン、

ダン・ペン&スプーナー・オールダム、ウィリアム・ベル、マーク・ベノ、クリス・クリストファーソンなどのナンバーを彼女独特の中・低音域を中心にした素朴な声で歌ってます。


ほとんどの曲がスロー~ミディアム・テンポで1st2nd と比べるとやや泥臭さが薄まっている反面、サウンドに

厚みが増してよりタイトな音作りになっているのが特徴的。


M-5のA Woman Left Lonelyはダン・ペンとスプーナー・オールダムの共作によるR&Bバラードでジャニス・

ジョプリンもアルバム「Perl」でカヴァーしてます。


Dixie Flyersのメンバーをバックにしっとりと歌い上げるリタ・クーリッジの歌声が心に沁みるこのアルバムの

中では個人的に一番好きなナンバー。


M-7のEverybody Loves A Winnerはウィリアム・ベルのの名曲のカヴァー。


デラニー&ボニーやリンダ・ロンシュタットもカヴァーしているナンバーですが、リタ・クーリッジならではの低音の

ヴォーカルとマーク・ベノ(多分)のギター・ソロがとても印象的です。


最後にアマゾンのジャケ写を貼り付けようとしたら早くも高値がついてました。


出来ればこういうアルバムはしっかりとカタログとして残してもらいたい所なのですが・・・。


<追記>

裏通りさんからユニヴァーサル・ミュージックのサイトでは今も在庫があるとの情報が入りました。

ユニヴァーサル・ミュージックのサイトはこちら


ザ・レディース・ノット・フォー・セール(紙ジャケット仕様)/リタ・クーリッジ

A Woman Left Lonely、Everybody Loves A Winnerの試聴はこちらヘッドフォン