- 毎年夏が近づくとCDラックから取り出す・・・、って言うのは嘘でCDの山の中をひっくり返して一生懸命発掘するのがハワイのバンド、カラパナやセシリオ&カポーノのアルバム。
- カラパナの2ndアルバム についてはかなり前に記事にしたので今日は1975年リリースの1stアルバム「Kalapana」を紹介します。
僕が初めてカラパナと出会ったのは1976年にリリースされた2ndアルバム「KalapanaⅡ」。
ウェスト・コースト・サウンドと16ビートのクロス・オーバーの要素をミクスチャーさせたカラパナのサウンドは
当時のミュージック・シーンのトレンドをうまく取り入れていたのと同時に、その頃流行していたサーファー・
ファッションを代表するアーティストとして支持を集めていました。
この1stアルバム「Kalapana」は2ndを聴いた後に購入。
セシリオ&カポーノに続いてハワイから本格的にアメリカ本土上陸を目指すためにロスアンジェルスでレコーディングされました。
全11曲中7曲を2ndアルバムを最後に脱退した後、1999年に非業の死を遂げたギター&ヴォーカルのマッキー・フェアリーが作曲しています。
2ndと違ってこのアルバムではクロス・オーバー色はほとんど感じられず、爽やかなボーカルとコーラスによるちょっとメロウなナンバーを中心に収録されてます。
その代表的なナンバーが3曲目のNightbird。
フルートの美しい音色とメロウなメロディとサウンドが印象的です。
A面ラストはホール&オーツ、1973年の名盤「Abandoned Luncheonette」 に収録されていたWhen The Morning Comesのカヴァー。
オリジナルよりややテンポを上げているけど原曲にほぼ忠実なアレンジ。
B面1曲目はもう1人のギター&ヴォーカリスト、マラニ・ビリューのナンバーNaturally。
マラニ・ビリューの切ないヴォーカルとハワイの美しい自然をイメージさせるスケール感の大きなバラード。
今年もオリジナル・メンバーのマラニ・ビリューとDJパロットを中心にしたカラパナが来日、僕は8月8日のコットン・クラブに行ってきます。
Nightbird、When The Morning Comes、Naturallyの試聴はこちら