HPVワクチン推進派医師の講演 宮崎悦子氏の講演が抗加齢医学会総会で明日(6/12)行われます | valuebasedmedicineのブログ

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本記事の続き:HPVワクチン賛成派医師:ワクチン会社からお金をたんまり得ていた(利益相反問題)

学会名:第16回日本抗加齢医学会総会
日時:2016.06.12 13:20~14:50のうち約20分前後?
演者:宮城 悦子(横浜市立大学附属病院産婦人科)
演題:子宮頸がんー本邦における予防の課題ー

残念ながら私は行く事ができませんので総会に参加する友人の報告を待ちます。

ちなみに一般でも参加できます。
横浜のインターコンチネンタルですね。
余談になりますが、日本抗加齢医学会は京都でやってた頃は協賛企業がもう少しいた気がします。
アンチエイジングは伸びているので出展企業が減少したのは今ひとつ謎です。
似たような学会がたくさんできたり、アンチエイジングでも専門性の高い学会が多くなったからでしょうか。


さてさて、本題です。
演題にワクチンが書いてないだけで実質HPVワクチンのポジティブデータの発表でしょう。

★ポイント1★
過去に恣意的な解釈でデータを発表していますので再度行われるかどうか

例1:「以前は子宮頸がん・体がんの分類をされず多くが子宮がんとして報告されていた」というじじつを逆手に取り、子宮がんのデータをあえて無視・削除して子宮頸がんが増えているかのように見せたグラフ。

例2:グラフで都合の悪いプロット(データの点)を「日本」というラベルで隠す

★ポイント2★
日本抗加齢医学会はCOI(利益相反)に関して指針と細則があり、公表(こちら)されています。

大雑把な説明になりますが、発表者が企業などから資金の提供を一定額以上受けていた場合にそれを発表時に公表する義務があります。

具体的には贈答品なら年間で5万以上、講演料・原稿料・顧問報酬ならそれぞれ1項目が過去1年で100万円以上、の場合には発表時に公表する必要があります。
利益相反のスライドだけでも見たいですね。

★ポイント3★
抗加齢医学会は開業医の参加者が多く、企業との結びつきが無いため子宮頸がんワクチンを公然と反対する人が多い(※)。Q&Aとか楽しみです。もしかしたら荒れる可能性があるから質問時間を設けないこともありそうです。

※・・・例:厚生省の副反応検討部会でCOIがある人は議決権がないけど賛成、完全にMSDとグラクソ・スミスクラインから受け取ってない(とされている)人は4人中3人反対

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