2009年6月度の外食産業実績
2009年6月の外食産業の実績が(社)日本フードサービス協会 から発表されました。
2009年度は前年に比べ日曜日が1日少なく、影響は3%前後はあると思われます。
【全店ベースの前年比の数字です】
(※社名の出ている会社の実績は日経MJ (7月27日)の主要外食35社売上高実績より出典)
■全体
・売上高・・・97.4%
・客数・・・・・99.0%
・客単価・・・98.4%
■ファストスード
・売上高・・・99.3%
・客数・・・・・99.7%
・客単価・・・99.6%
※注目は今まで快進撃を続けていた洋風FFSがとうとう前年割れになりました。
これはマクドナルド・モスフードサービスの両社が前年割れになった事が大きく響いています。
両社ともに客数が5%以上前年より落ち込んでいます。
●洋風FFS
・売上高・・・96.6%
・客数・・・・・97.1%
・客単価・・・99.6%
※不景気に強いと言われた持ち帰り米飯/回転寿司も前年割れです。
これは元気寿司が既存店ベースで83.6%、ロック・フィールド93.6%、オリジン東秀94.1%、プレナス92.8%などの影響があると思われます。
ただし、くらコーポレーション(106.6%)やあきんどスシロー(104.7%)など前年に対し5%前後伸ばしている会社もあり、業績がハッキリと分かれました。
●持ち帰り米飯/回転寿司
・売上高・・・96.2%
・客数・・・・・100.6%
・客単価・・・95.6%
■ファミリーレストラン
・売上高・・・96.9%
・客数・・・・・99.5%
・客単価・・・97.3%
※この業態は特に和風FRの業績が振るいませんでした。
■パブ/居酒屋
・売上高・・・94.6%
・客数・・・・・96.0%
・客単価・・・98.5%
※居酒屋業態は非常に苦戦をしています。
客単価を下げての集客を試みている企業が多々ありますが、私の意見的には単に企業が疲弊するか、その会社で働いている従業員が疲弊していくだけの戦略だと考えています。
キチンとした客単価を、キチンといただけるためにはどうするかを考えなければ、必ず限界が来ます。
【既存店ベース】
●大庄
・売上・・・90.6%
・客数・・・93.2%
・客単価・・・97.2%
●ワタミ
・売上・・・92.9%
・客数・・・95.9%
・客単価・・・96.9%
●コロワイド
・売上・・・93.0%
・客数・・・94.3%
・客単価・・・98.7%
●テンアイランド
・売上・・・94.3%
・客数・・・95.5%
・客単価・・・98.8%
●ダイナック
・売上・・・93.3%
・客数・・・95.5%
・客単価・・・97.7%
■ディナーレストラン
・売上高・・・91.6%
・客数・・・・・94.3%
・客単価・・・97.2%
※高単価業態のディナーレストランは本当に厳しい状況です。
元々少ない客数で売上を維持していくビジネスモデルだけに、客数が減ると業績にモロに影響します。
安売りも出来ず、コスト削減も限界にきている状況ではないでしょうか。
■その他
・売上高・・・91.1%
・客数・・・・・93.1%
・客単価・・・97.9%
※私が注目している“その他”カテゴリの業績ですが、非常に厳しい数字となりました。
地方は地域振興券や定額給付金のプラス要素も一段落した事もあり、6月は本当に厳しい状況です。
そんな中でも“行動した”会社は結果を出してきています。
周りが悪いからと言って自店が悪い理由になりません。
外に原因を求めず、自店の魅力を上げる努力を怠らない事が大切です。
8月の繁忙期に売上機会ロスが無いよう、もう一度スケジュール、発注を再確認しておきましょう!
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