新しいドリフトの未来「DOSS審査」について その1 | ビデオオプション通信

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製作スタッフの近況報告

最初に断っておきます。

このブログの内容は株式会社サンプロスの公式見解ではなく、
もちろん株式会社D1コーポレーションの公式見解でもありません。
あくまでV-OPTスタッフ「ike」の個人的な見解です。


まずD1チャンピオンズ イン セントレアにお越しいただいたお客様、
ご協力いただいたスタッフのみなさん、
そして何よりすばらしい走りをしていただいたエントラント、
選手のみなさんに心より感謝します!

で、今回のイベントのDOSS(D1オリジナルスコアリングシステム)
を使ったドリフト審査の内幕についてお話しまっす。

今のところ、今回の審査のやりかたは選手、エントラント、お客様からも
「非常に公平で、しかもおもしろい」という評価をいただきました! 
3人の審査員を分散して配置して審査したこともあわせて、
D1チャンピオンズのイベント全体に高い評価をいただくことができてるみたいっす。


この「DOSS」、みなさん知ってのとおり、ベースの機械は「ドリフトボックス」です。
ビデオに初登場したのがたぶんドリフト天国ビデオVOL.33(2006年刊行)ですから、
もう5年以上前ですな。

「角度」「速度」を計測し、審査の参考値にするというアイディアはずいぶん前からありました。
これをドリフトボックスによって測定させて、審査基準を明確にしようってわけです。


それ以降、何度か試してみたんだけど、現実にはなかなかうまくいかなった。
理由は2つ。
①これをどうやって審査に使えばいいのか、D1の審査と融合させる方法が簡単には見つからなかった。
②ドリフトボックスから計測されるデータが実際のドリフトとは違う性格のデータが出てきてしまっていた。

① については当時の審査員長土屋圭市さんの審査とトークのバランスが絶妙だったため、
その流れを壊したくなかったという事情がありました。

あ、断っておきますが、土屋さんは機械で計測することそのものには賛成派だったんだよね。
手元に速度や角度を表示してくれれば、非常に審査が楽になるので、
ぜひ導入してほしいと言っていました。
けれども、それは②の理由でできなかったんだな。
ただ今から思えば、土屋さんは
計測数値そのもののパラメーターを出して欲しいイメージだったんで、
ちょっと目指しているところが違っていたのかもしれない。

というわけで②のほうが、根本的な問題。
そもそもドリフトボックスから出力されるデータが我々が期待したデータではなかったんです。

長くなっちゃうので続きはまた明日!

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