本日の日本シャンソン館ライヴはMIKAKOさん。ピアニストは日野敦子さん。

 まずは本日の曲目から。

 《午前の部》

 1 夢の中に君がいる
  2 男と女
   3 逢いびき
    4 ラ・ジャヴァネーズ
     5 今どこにいますか
      6 こもれびの中で
       7 愛しかない時
        8 私のピアノ

 《午後の部》

 1 あなたが好きで、たまらない!
  2 エマニュエル夫人
   3 じっとこうして
    4 フィーリング
     5 モン・メック・ア・モア
      6 人魚の泪
       7 今どこにいますか
        8 愛の讃歌

 いつもの日本シャンソン館の客層は、それなりに年齢を重ねられた方々が中心である。
 ところが本日は3名の女子高生が、制服姿で最前列に陣取っていた。

 MIKAKOさんは歌の合間に、その高校生たちに向かって「シャンソン」の魅力について優しく語ってくれた。
 素直に頷く高校生たちの姿が何とも初々しい。

 「異変」が起ったのはMIKAKOさんが “今どこにいますか” を歌い出した時。

 女子高生の一人が時折、顔に手をもっていく仕草をはじめた。

 彼女は泣いていたのである。

 ステージのMIKAKOさんの瞳にも光るものがあった。

 亡き人々についての思い出を綴った “こもれびの中で” では、客席のあちらこちらですすり泣きが起った。
 やはり芦野先生の面影が、それぞれの人たちの心に浮かんだのだろうか…。

 そしてMIKAKOさんがジャック・ブレルの“愛しかない時”を「熱唱」すると、会場の熱気は最高潮に達した。

 一部が終わった時、女子高生たちはその場から立ち上がれなかった。

 一人は溢れる涙を拭っていた。

 「シャンソンって、何でこんなにストレートに心に届くんだろう!」

 「歌を聴いてこんなに感動したのは初めて!」

 「いっぺんでMIKAKOさんのファンになった!」

 女子高生たちは、そんなことを口々に語り合っていた。

 彼女たちを暖かく見守ってくれていた「常連」の方々の眼差しもとても優しい…。

 その後、彼女たちはショップでMIKAKOさんのCDを買い求め(3人でお金を出し合って1枚。何とも微笑ましい!)、それぞれにチラシにMIKAKOさんにサインを貰っていた。

 ああ、この光景を芦野先生にも見ていただきたかった…。

 彼女たちが周囲の友人たちにシャンソンの魅力を広め、そして若い人たちがもっともっとたくさん、日本シャンソン館に訪れることを、切に願っている。
 
 もっともっとシャンソンを!

 加藤登紀子さんの “今どこにいますか”
 
 

 “愛しかない時” Maurane, Patricia Kaas, Curt Close, Philippe Lafontaine

 

 MIKAKOさんのCDはこちらから

  ↓

 http://mikako728.com/index.html

 2月 4 日 NEW SINGLE RELEASE
「今どこにいますか」 定価\1,000
 
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