オランダで鯵の干物を作る
日本に一時帰国した時、地元のスーパーに行ったら
オランダ産鯵の干物! を売ってて、しかも安い!
日本国産より安いオランダ産の鯵ってことは、
オランダでの鯵の原価は安いのではないか??
という疑問が湧き、調査を始めた。
ミツフィは検索を始めると止まらない、仮面ライダーwのフィリップのような性格なのだ。
ロケ地:ミツフィの地元。土曜日のユトレヒトの屋外マーケット
こんな風に鯖や鯵が無造作に売られてるのはよく見かける。
お客は向こうに見える洗面器を持って、魚を選んで入れて店員に渡す。
一匹買って見ることにした。
20セント=約26円
市場の4件の魚屋を往復し、鯵ばかり検索?していたせいか、
店の人が察したらしく
まあこんな風に、一般市民相手でも、
1匹20セントとか、2ユーロ3キロとかの値段なので
加工会社に下ろす魚の原価はもっと安いはず。道理で日本に輸出できるわけだ。
早速干物を作ってみましょう。
ネットで実際作った方々のHPを参照し、オランダの気候にあわせアレンジ
材料:
朝一番に買った鯵 3匹くらい
水1リットル
天然の塩、またはいい塩、大匙4
昆布一枚。粉末昆布ダシでもいい
1.前の晩、又は市場に出かける前に昆布は水につけておく。
粉末昆布だしがある人は、この過程は必要ない。
2.朝、即効で市場に行き、目が澄んでいる鯵を買う
(絶対朝一。時間が経つと痛みが激しくなる)
3.鯵を腹開きして、ワタやえらを取りよく洗う。
骨の周囲の血合いは歯ブラシなどで落とす。
これらが余ってると生臭くなるそうです。
4.ボウルから昆布を取り出し、戻し汁に分量の塩を入れよく混ぜる。
粉末だしの人は塩と同時に入れる。
取り出した昆布は他の料理に使う。必要なのは昆布の戻し汁なのでw。
5.開いた鯵を4につける。時期や気温によって漬け時間は変わるらしい。
ミツフィは2時間漬けた。当日は0度くらいだったかな。
6.漬けた鯵をキッチンペーパー等で水分を取り、干す。この日はサンルームで干しました。
7.現在のオランダは寒くて晴れの日も少ないので、天日干しではなく一夜干しにした。
というわけで一晩干して出来上がり。
旅館の朝食セットを作成。白菜漬も自作 です。
日本の方には粗食メニューが、海外在住者にはご馳走なのです。
夕食もついつい鯵
カクテルきゅうり、というのがこちらのスーパーにあり
浅漬けにすると美味しい。自家製白菜漬 の残り汁に漬けるだけでOK。
いんげんと生姜の醤油煮も自家製。
鯵の干物一食の原価が30セントから50セント!
(※店や地域、鯵の大きさにより差異あり)
海外の日系スーパーはおろか、日本で買うより安い!
というわけで、新鮮な鯵が安く手に入る地域にお住まいの方は、自作をお勧め。
作業は簡単で、市販品より激安。その上昆布だしが効いてて市販品より美味しい。
冷凍も可能なので、沢山作って必要な分解凍して食べてもOKです。