チューリップ地帯をサイクリング（１）

ミツフィ君は内陸部に住んでるので、チューリップ畑のサイクリングは、
沿岸部の干拓地帯に電車で行く。近所の庭園に勿論チューリップは咲いてるけど、
広大なチューリップ畑は、どちらかというと北西部が名物なんですよ。

オランダの鉄道では、運賃の他に別途6ユーロ払えば自転車乗り入れＯＫ。
折畳自転車は手荷物扱いで無料。この自転車マークの車両に置く。

ギア付自転車	折畳自転車

鍵をかけてから車両の普通席に目的地まで座るだけ。まさに動く自転車置き場。

ミツフィ家から電車で1時間半北上。下車後サイクリングスタート。

おや？芝生の上に船が？


いえいえ、こちらが真相。写真向かって右側地面は運河より低い。
オランダの干拓 地によくある面白い光景。
詳細説明はリンクを張ったので、興味がある方は参考にしてね。

オランダ人は中世から20世紀に渡って干拓 を繰り返し国土を広げきた。
堤防 の外に水を排出して土地にしてきた 為、排水用風車 がオランダに沢山残ってるわけである。

産業革命以降は排水設備は機械化され、風車は実質的な役目を終えたが、
オランダの開拓者精神のシンボルとして今も尊重されている。

こんな風に、国土の3分の1を自分達で広げたオランダ人。
「世界は神が作ったが、オランダはオランダ人が作った」
と、胸を張って彼らは言う。

干拓で広げた国土だけに、国土の多くが海抜下 。国の最高地点が300mくらい。
国全体が平坦で、サイクリングが発達する一つの理由でもある。

さて、20分程ペダルを漕ぐとこんな風景が見えてくる。


ちなみにオランダでチューリップ栽培が盛んな理由は、この歴史の名残 だそうです。



パート２へ続く
タグ；キューケンホフ、公園、観光、春、海外、旅行、ライデン、アムステルダム、キンデルダイク、世界遺産

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