つい最近、初めて知った英単語
セレンディピティ
serendipity


調べてみたら、けっこう有名な言葉みたいだし、
知らなかったことが恥ずかしい、というか、
恥ずかしいと思わないといけなさそうなレベル……っぽい。

映画のタイトルにもなっているし、
茂木健一郎さんは「セレンディピティの時代」なんて
本も書いていらっしゃるようですし……。

学がないって、怖いですね…。

このserendipityが、どういう意味かというと、
本来探していたものとは違う価値があるモノを偶然発見する能力
のことなんだそうだ。

wikiには、

何かを探しているときに、探しているものとは別の価値あるものを
見つける能力・才能
を指す言葉である。

何かを発見したという「現象」ではなく、何かを発見をする「能力」
を指す。平たく言えば、ふとした偶然をきっかけに閃きを得、幸運
を掴み取る能力
のことである。


と書かれている。

元々は、イギリスの政治家であり、小説家のホレス・ウォルポールさんが、
「セレンディップの3人の王子」という童話の中で、セレンディップ(スリランカ)の
王子たちが思わぬ価値を発見することを引き合いに出して、作り出した造語だそうだ。


(※wikipedia「セレンディピティ」はこちら)



これはいい言葉だなあ、と素直に思いました。
(正確にいうと、そういう能力をきっちりと概念化して、名づけてしまうことがいい! 
という意味です)

と同時に、そのこと(概念)に、ひとつの単語があてられていることの凄さに、
寒気がしたというか、ビビりました。

だって、こんな言葉、日本語には絶対ないし、それを定義したところで、
おそらく定着はしないと思うんですよね。

こんな能力に対する言葉を"単語"として持っている英語、あるいは
英語文化圏の人々はま侮れないぞ、と畏怖にも似た気持ちを持ちました。


事の発端は、じつはこのアメブロのブログがきかっけです。

じつは、このブログを読んでくださっている方はご存知かもしれませんが、
少し前に、すき家のすきすきセットの記事を書きました。

そのとき、そのセットでもらえる、かいけつゾロリのおもちゃが、
くるりとかわすその動きを動画で載せよう、と思って、iPhoneで動画を撮り、
すぐYouTubeにアップしたんです。

あとは、このアメブロの記事に、その動画の埋め込み用のコードをコピペして
貼り付ければオーケーなんじゃないの? と思いました。

でも、いろいろやってみても、ちゃんと動画が表示されなかったのです。

そこで、これは、このブログとは別の別アカウントを作って、
そこでいろいろと試してみるしかないかなあ、と思って、別アカウントを
作ろうと、IDにいろんな英単語や造語を打ち込んでみたんですが、
ことごとく、「すでに使われています」というようなメッセージが出てきます。
どんだけ、英単語が登録されてるんじゃ!! と思い、

かっこいい英単語 とか いかす英単語 とか、

そんな言葉を打ち込んで、ぐぐってみた中に、ふと目にとまった言葉が、
serendipity
でした。

お、これだ! と思って入力しましたが、すでに登録されていました!

その時は、え、こんな単語まで登録されてんの!? と思ってビックリ。
(まあ、今思えば当然でした。映画の題名にもなってるくらいだし)
ほんとに、なんでこんなにみんなアメブロやってるんでしょうねえ……。


でも、まさに、私がこの魅力的な英単語 serendipityと出会ったことも、ある意味では私にとってserendipityだったのでした!!

この、能力すごく大事だと思います。


じつは、今自分がやっている仕事のひとつには、まさにこのserendipityが
必要なんじゃないだろうか? と、ここ半年くらい(無意識のうちに)漠然と思っていたような気がするんです。

でも、今時の会社組織というものは、そんな悠長な考えは基本的に持ち合わせてないし、あるいは経営的な考えとは相入れないものがあるよなあ、と
思っていたところだった、ということに、この言葉に出会ったことで、気づくことができたのです。

なるほど、そういうことか、と自分の中で納得がいったというか。
(つまり、日本人である私の中には、こういう類の能力という概念が
まさになかったのです……)


いまの、日本の会社には、この精神が足らないんだじゃないかな? とも
思うし、こういう能力だって育てるべき、あるいは育てると言わないまでも、
そういう才能に対して邪魔をせず、運がいいだけだとバカにしない!

というような、そういう精神的、文化的風土を作ることも、大事なんじゃないかな、そんな気がします。


余談ですが、
YouTubeの動画が貼れない問題は、思いがけないことで解決しました。

ブログのエディタを新しいのから、古いのに戻したら、貼れるようになったんです。
いろいろやったけど、パワーアップした新しいエディタではダメでした。
(そんなこと常識なのかな? 俺は初心者なので、わからなかったのですが…。)

ただ、新しい方のエディタで編集してから、古いのに戻しても、ダメでした。
最初から古いエディターで記事を書かないと、YouTubeの動画がうまく貼れませんでした。

それがようやくわかったので、Van Halenの新譜の記事では、動画を貼ってみましたが、あとで見たら、
動画のサイズが合ってなくて、「わ、恥ずかしい!!」
って思いました(汗)。

なんだか、恥を告白するばかりの記事になってしまいました…。

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(たった今、こんなボタンを発見!…「恥」ボタンはなかった…)


(おまけ)
セレンディピティと言えば……