世の中の常識、疑った方がいいこともあります。
常識をひっくり返したところにビジネスチャンスがあるとも言います。
よい例がありましたので、ご紹介します。
料理科学研究家の水島弘史さんという方をご存知でしょうか?
火については強火を使わない
塩については0.8%濃度にする
包丁は研がず斜めに切る
といった「科学的調理理論」に基づいた料理法を提唱していらっしゃいます。
水島シェフの理論は、今までの料理の常識をことごとく打ち破っています。
例えば、野菜の炒め物と言えば
「フライパンを熱して、油をひいて、火の通りにくい物から強火で炒める。」
のが常識ではありませんでしたか?
でも、彼の科学的調理法では
「フライパンに材料を全部入れて、油を回しかけて先に和える。
フライパンを弱火でじっくり熱して2分おきにゆすって、火を通す。」
「え~!?」と思ってしまいますが…。
野菜は色鮮やか、
歯ごたえシャキシャキ、
時間が経っても水っぽくなることがなく、
おいしいそうです!
水島シェフの調理法は、
家庭の火力という環境で、最高においしい調理法は何か?
素材が一番おいしくなる調理法は何か?
を科学的に研究した結果、編み出されたものです。
理屈で明快に説明できる。だから、納得できるんですね。
水島シェフ、麻布十番で料理教室をやっていらっしゃるのですが、
12月まで全部満席だそうです。(行ってみたいな~!)
業界の当たり前と言われていることをひっくり返すと、ネタが出てきます。
常識をひっくり返したところに、ビジネスチャンスがあります。
世の中には、常識をひっくり返して成功した例は結構あります。
例えば、「イタリアンレストラン=椅子に座って食べる」
の常識をひっくり返した立ち食い式のイタリアンレストラン
と言えば…ご存知「俺のイタリアン(俺の株式会社)」ですよね!
例えば、
「男の職場が舞台、女性出演者が少ない、恋愛要素なし=女性は見ない」
というドラマの常識をひっくり返したのは…。
そうです!「半沢直樹」
常識をひっくり返すことによって、
常識的な商品・サービスに満足できないお客さまの心を
つかむことができるんですね。
世の中の常識をひっくり返してビジネスを考えると言われても、
なかなかピンときませんか?
そもそも、常識って何でしょうか?
考えてみましょう。
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