6月24日に放送されたNHK新潟の「ゆうラジ」村上新悟さんトークの続きです。
前半部分の感想はこちら。
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向こうでは前半と後半を一緒にしています。
後半トークの前に村上さんが選曲した尾崎豊の「15の夜」が流れたのですが、それを紹介するときのコメントが実にラジオ的というか…ものすごく自然で、正直びっくりしました。村上さんDJも将来行けるんじゃないの!?みたいなw。
この「15の夜」に関するコメントも実に面白かった。自分が15の時は何も考えてなかったと笑いながらも、将来の帰路に立って大学に進むことを決意した時の試験エピソードがまた秀逸。
「英語の試験問題さえ読めなくて、解答用紙一面に日本語で15の夜の歌詞を書きました」
コレできる人、逆になかなかいないと思ったよwww。
それほどまでに心酔してた尾崎豊はスターなんだけど、もう一人が北斗の拳のキャラだと聞いてまた微笑ましく思いました。が、ここでやたら盛り上がっちゃってたのが聞き手の沢田石アナウンサーww。そのキャラについてやたら熱く語りだし「よくご存知ですね~」と村上さんに感心されていたという。
それに対し、「ほぼ同世代ですから」とまだ語り足りないみたいな沢田石さんw。よほど北斗の拳好きだったのね、と、こちらも意外に思ったのでした。
一問一答形式の質問も実に興味深かったですよ。
好物はと聞かれた時「カラアゲ」と迷いなく答えてたのが笑えたしw、苦手なものは「蜂」と答えながらも「自分は刺されてないけど知り合いが刺されたので」という妙な回答してくるのも笑えたしww。さらにはめっちゃプライベートなエピソード出てきたりとまぁ、短い一問一答の中に村上さんの面白さがこれでもかというくらい詰まってました
番組の終盤には電話ゲストとして滝藤賢一さんが登場。サプライズだったようなので最初誰かは分からなかったようですが、すぐに「滝藤さんか~」とホワっと当ててたのが可愛かった。なんか、顔が浮かんだというか。
最初は照れもあるのかめちゃめちゃハイテンションで村上さんのことをズケズケ言いまくって豪快に笑っていた滝藤さん(笑)。滝藤さんってこんな面白い人だったのか!!と私はそっちのほうで軽く衝撃w。そのコメントに対してチョイチョイボソボソっとツッコミ入れてた村上さんも最高でした。
ここまでは、なんだか漫才聴いてるみたいな雰囲気だったんですが…無名塾時代のあるエピソードになった時に空気が変わりました。
遠方公演(九州)中にお母様を亡くされたと知らせを受けた村上さんは、それが居ても居なくてもいい役(滝藤さん談)だったにもかかわらず「絶対に舞台に出る」と言い張ってたと。滝藤さんはその姿を見て、“役者とは”ということを学んだと仰ってました。
舞台人は特に身内の不幸の時にも舞台に立ち続けなければいけない職業だと言われていますが(ミュージカルの有名な楽曲にもそのフレーズがあったりします)、まさに村上さんはその時も、たとえ小さな役でも大切な人との別れがあったとしても『役者』であり続けようとしたんだなと。滝藤さんはそんな村上さんのことを『不器用でまじめな男』と評していたのがとても印象的でした。
さらにこのエピソードには続きがあって…結局ご実家に帰ることになったんだけど、帰り際に滝藤さんが有り金2000円ちょっとと手紙の入った封筒を渡してくれて「飛行機の中で何か食べな」って言ってくれたと。
この話してる時の村上さんは当時を思い出してしんみり語ってましたが、照れからか滝藤さんはチョイチョイ笑ったり面白いこと挟んだり。このやり取り聴いてたら、ほんとなんか、涙出てきましたよ。しかも手紙の内容が「あなたは一人じゃない」って書いてあったって…なんか、ほんとに、すごいエピソード聞かせてもらったなって。この時の2000円と手紙は今も使えずに大切にしまってあるそうです。
滝藤さんも言ってたけど、今回の『真田丸』で人気が出たのを見て「ああ、出てきたな!」ってすごく嬉しかったと。他の無名塾の人や一緒に仕事をしてきた人も村上さんが注目されてきたことをものすごく喜んでいらっしゃるとか。
きっと、村上新悟さんってそういう人なんだと思うんです。傍から見れば目立つ存在ではなくなかなか売れるところまで行かないけど、それでも仲代さんの教えを忠実に守ってコツコツと着実に努力してきた人。その姿を、みんなちゃんと見ていたんだと思います。だからこそ、今注目されたことを自分のことのように嬉しく感じているんじゃないかなと。
滝藤さんが一気に注目を浴びたとき、「あぁ、滝藤さん行ったな!」ってすごく嬉しい気持ちがあったと同時に悔しい気持ちも湧き起ったと語ってた村上さん。この時の心境を語ったとき、ちょっと言葉詰まらせていたようだったので、思わず私もウルっときてしまった。
「早く一緒にやろうよ!」という力強い滝藤さんの語りかけに「一緒にやれるように頑張りますから待っていてください!」って力強く返してた村上さん。この二人の共演が実現する日が来たら、たとえどんな作品でも私はこの時のトークを思い出して泣いてしまうかもしれません。
最後に選曲したのは尾崎豊の「シェリー」。
これまで何度も悔しい想いをして挫折しかかった時にこれを聞いて原点に立ち返っていたとか。そのエピソードを聞いてからこの曲を聞くと、なんか、当時の村上さんの心情がありありと浮かんできてものすごく沁みました。こうして今、注目される役者さんになってくれたこと、今まで以上に嬉しく思えて仕方なかったです。
30分ちょっとのインタビュー放送でしたが、村上新悟さんの魅力がたくさん詰まった濃い内容だったと思います。先月のトークショーでも『慕わしく』思えた方でしたが、今回の放送を聴いてからさらに『慕わしく、愛しく』てたまらない役者さんだなと…。
直江兼続役に村上さんを配役推薦してくれた三谷幸喜さん、ありがとうございました!と言いたいです、ほんと。知れば知るほど愛しく素敵な役者さんだなとラジオ聴いてその想いを強くしたのでした。
これを経ての今後の新潟日程だったわけなので…どれだけ私のテンションが沸騰してしまったか想像に難くないかと。その話はまた後日w。
今住んでいるのは、一軒家?アパート?マンション?
転勤続きなのでマンション住まいです
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